北海道地方の悪天候により欠航が相次ぐなか、仮想通貨市場にも再度冷気が南下してきた。
もう、寒さに凍えるだけで、雪を集めに行く元気もない投資家たち。
沈黙のセリクラが始まろうとしている。
仮想通貨市場の下落はどこまで進むのか。
【12月8日 チャート】ビットコイン(BTC)節目の40万円割れ
先週につけた下髭、一瞬だけ30万円台を付けたのを見てからセリクラと勘違いした人々がたくさんいましたが、案の定下落は止まりませんでした。
一応ですが、今回の下落はビットコインETFの是非が2019年の2月頃まで再延長されたことが原因みたいです。
そんなニュースは後付けなので気にせずに良いかと思います。とりあえず、下げの合図なら何でもよかったという感じかと思います。
現在の38万円付近というのは、2週間くらい前に少しだけ紹介していたので再掲!
というわけで、40万円付近は、それなりにウロチョロしそうな感じですが、仮に底を抜けた場合、30万円が次のターゲットです。
その過程で、35万円~38万円の積乱雲があります。

この付近は、2017年の相場ではかなり意識されていた水準ですので、この辺でかなりウロチョロする可能性があります。
むやみに売買するのはやめましょう・・。
皆さんが考えてくるセリクラは来ない
こちらは先週の画像です!
私が想定している展開は、徐々に下落が和らいでいき、低空飛行を続けるという「沈黙のセリクラ」
悲鳴は聞こえず、取引高が急増したりはせずに、強烈な下落ではなく段々と下がっていく展開。
どうでしょうか、今のチャートを見ると、徐々にそんな感じがしてきませんか?
どこまで下がるのかは知りませんが「沈黙のセリクラ」は近づいています。
なぜそのようなことが言えるのかという話ですが、それは簡単です。
仮想通貨市場から人が減っているからです。
凄く分かりやすいレベルで人影が少ないです。
皆さんがイメージしているセリクラなるものは、出来高が凄く上がって急激に下落しますが、今の仮想通貨市場ではそのような環境が発生し辛いです。
ゆっくりと人が消えていっています。それがチャートに反映されると思えば分かりやすいです。
この数週間で急激に下落が進んでいるのは事実ですが、今後のちょっと長めの期間で見れば空気が抜けるような下落軌道が描けます。
ネット上の「ビットコイン○○予想!」「セリクラ!」などの話は基本的にスルーで大丈夫・・?かと思っています。
もう一つ下落が止まらない理由がある
実はこのディセンディングトライアングルが理由の1つです。
ネット上で価格予想みたいな話をしている人が結構すっ飛ばしている観点があります。
この下落は1年間かけて形成されたディセンディングトライアングルを下抜けた結果、下落が進行しています。
この1年間というのは重要です。
この熱狂に満ちていた仮想通貨市場で1年間も下方向へのエネルギーを蓄えていたんです。
それが11月の下旬にエネルギーが放出。
1年間貯めていたエネルギーが解き離れています。
めさきのテクニカル分析やチャート分析などは、簡単に打ち破るような勢いと圧力があるのです。
「バブル崩壊!」と叫ばれていましたが、今まさに下方向への圧力が強まっています。
いつだかに書きましたが、物理の世界と同様に相場の世界でも慣性の法則が働きます。
同じ方向への力は、圧力が収まってもしばらく続きます。
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最終的にどこまで下がるのか?
30万円台に突入したので、定番の10万円下方修正。
この展開は20万円台へ舞い戻ってくる展開も考えたいです。
ちなみに、上の画像は私が8月に予想していた下落幅です。
ディセンディングトライアングルが下抜けた場合、最初の値幅(赤い上下の矢印)くらいが下落すると考えています。
ただ、それくらい下がると下げ過ぎ!
う~ん、ちょうど20万円くらいまでは現実的にありそうだから、それっぽいところに青い上下の矢印を置いて、20万円まで下がる可能性あり!と言い放っていました・・・。
皆さんは気づいたことでしょう。
「それって予想じゃなくね?」
そう私が言いたいことはまさにそれです。
急激な下落圧力や相場が崩壊するような状況の時は、基本的に「予想」「分析」というのは当たりません。気を迷わせます。
よく30万円まで下がる!いやそこで下げ止まる!20万円まで・・・。
そんな話は基本的に聞かずにいて大丈夫です。
このブログの話も。。
このような相場は、基本的に分析する必要はありません。
ただ待っていればいいのです。
誰もいなくなり、無風になり、価格が下の方で停滞した状態になるまで。
分析などしなくても、あ、なんか誰もいなくなったなと分かります。
ローマは1日にしてならず。重要で本物のトレンドは1日や1週間では終わらない。
この悲壮感に包まれた相場はもうしばらく続きます。
確かにいずれは復活するでしょうが、そんなあっさり終わるとは思わないでください。
そして、その間に、仮想通貨市場を立ち去らずに「好機を待っていた投資家」に未来をつかむチャンスがあります。
けして立ち去らずに、待つことの重要性を噛み締めてください。
あともう一つ、
誰か12月に入ってから仕事が忙しくなる現象に名前を付けてください・・・・。
物事には二面性があるとよくいうが、相場ではたた1つのことがあるだけだ。
強気か弱気かでもはない。
正しいか否かということなのだ。
明白なのは強気相場では強気筋、弱気相場では弱気筋になれということだ。