ここ最近、私のブログではチャートの話しかしていないので、今回は仮想通貨市場への今後の見通しを少し真面目に書いていきます。
あくまで個人的な見解なので、そういう意見もあるのか程度に聞いてもらえればと思います。
私のブログのお問い合わせ欄
このブログには、コメント欄がありません。
というのも、ICOやスパム系のメールが多すぎて、シャットダウンしたからです。
そのため、ブログへのメッセージはお問い合わせ欄からしないといけないようになっています。
それでもありがたいことにブログへのコメントを送ってくれている人もいます。
(大半はICO関係などですが・・・)
そんな中、仮想通貨市場への今後の見解を求められているようでしたので、現時時点での私の見解をつらつらと書いておきます。
割と真面目に私が考えていることを書きますが、意見や捉え方は人それぞれで、正解はありません。
こういう風に考えている人もいる程度に考えてもらえればと思います。
内容は、お問い合わせ欄から頂いたコメントに沿って書いていきます
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仮想通貨バブルは再来するのか?
私のブログで仮想通貨バブルは再来するという趣旨の記事が書いてありますが、実際に仮想通貨バブルが再来するのかという問題。
現時点の私の意見としては
「今すぐにはないが、将来的にもう一度私たちは同じ過ちを繰り返す」です。
2018年に入った頃は、私も大局的な視点が失われており、時間もかからずに相場状況も回復するだろうと思っていましたが、それは反省点です。
今の相場状況を見ると、大きな下落トレンドのさ中にいるとみるのが妥当かなと思っています。
そう考えれば、近いうちに仮想通貨バブルが来ることは無いと考えています。
ただし、将来的には仮想通貨バブルが再度来る可能性を考えています (どの程度のバブルなのかは不明)。
この将来的というのは、数年単位で先のイメージですが、正直、具体的にいつとかは分かりません。
理由は、(根拠になっているかは分かりませんが) 私たちは、同じ過ちを繰り返すからです。
こないだのチャートの話をしたさいに「宇宙戦艦ヤマト2202」の土方艦長の言葉紹介しましたが、あの言葉、単純に私がヤマトを好きという理由以外に、相場の世界を鋭く言い当てていると感じたからです。
「人間は弱い、間違える。それがどうした。俺たちは、機械じゃない。」
この言葉は、まさしく核心的です。
仮想通貨市場で、同じような過ちが繰り返されるのは、私たちが人間だからに他なりません。
ちなみに、私が将来的にバブル相場が来ることを想像している理由・もう一度過ちが繰り返される理由を感じているのは、このブログを運営していく中で、一層強まっています。
例えば、仮想通貨(ビットコインなど)の価格が瞬間的に高騰すると、ブログへのアクセスのされ方に影響を与えています。
3月9日の土曜日に、ネム(NEM/XEM)が5円台に急騰した際も、ネム(NEM/XEM)の記事の読まれ具合が強くなっています。
P.S ちなみに私のブログですが、相場の状況とどんな記事が読まれているのかを参考にしたりするので、変にポジティブな内容の記事も上げています。
そうした記事を一回一回消さずにいますので、それはそれと思っていただければと思います。
ただし1週間~2週間おきに書きあげているチャートの話は直近の見通しをそれなりにちゃんと考えている内容です。
つい1年以上前に、バブル相場を経験したにもかかわらず、相変わらず、ちょっとした価格推移で私たちの心は揺れ動くのです。
単純に、本質的にみんなお金が好きなんですね。
なので、いまの相場状況からすぐにバブル相場になる事はない、でも将来的にもう一度繰り返すと考えています。
また、バフェットかリバモアか、誰だったのか覚えていないのですが「金融市場の記憶は長くて20年」と言っています。
20年くらいで過去の過ちを犯した記憶を失うのでバブルが永遠と無くならないという意見を言っていたのですが、仮想通貨市場の記憶はもっとはるかに短いです。
私たちは同じ過ちを繰り返すのはある意味で、必然と言えます。
※一応下落トレンドが続いているため、しばらくは下落が続くとみていますが。
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決済手段としての仮想通貨の将来性について
決済手段としての役割に重きを置くと、仮想通貨の将来性は乏しいように思えます。
私自身も基本的に支払いはクレジットカードを使います (←ポイントがたまるので)。
この話をすると意見が分かれるのですが、あくまで決済手段としての将来性は限定的だと考えている理由は、既に他の決済手段で市場が飽和しているからではなく、
① 通貨の価値が安定的ではない、②管理者が不在、などの仮想通貨独自の理由からです。
とくに①と②はともに関係のある話です。
21世紀の通貨市場というのは基本的に変動相場制です。
通貨の価値が不安定なのは、円、ユーロ、ドルなどは全て同様です。
一応ドルが基軸通貨のような役割を担っていますが、上にあげた通貨はそれぞれの関係の中で価格が変動します。しかし、その変動幅が限定的なのは、国・中央銀行という管理者がいるためです。
つまり決済手段としての仮想通貨は、管理者を取り除くことで、変動幅が法定通貨よりも大きくなったものと言えます。
さて、ここで注目したいのが、政治的な影響を受けない分散型の通貨に需要があるのか?(価値が大きく変動するにもかかわらず)
これも私の意見ですが、多少なりともあります。政治的なリスクを回避した通貨というのは一定以上の需要があります。
ただし2020年の段階でその需要がそれほど大きくないため、現時点で決済手段としての仮想通貨が普及するのは時期尚早&今後も普及するかは不明ですし、その点の期待値はそこまで高くありません。
社会インフラとしての仮想通貨の将来性について
このブログではたびたび述べてきた事ですが、私の仮想通貨への期待は「インフラとしての仮想通貨」です。
私がネム(NEM/XEM)などに注目している理由は、開発のしやすさや、ブロックチェーンを土台にした面白いプラットフォームを形成しそうだと考えたからです。
仮想通貨の将来性を考える際に、決済手段としての仮想通貨なのか、それともプラットフォーム的なインフラとしての仮想通貨なのかを明確にしないと、結論がバラバラになってしまいます。
GoolgeやAmazonが、20年程度でここまで大きな巨大プラットフォーマーとして発展したように、ネム(NEM/XEM)やイーサリアム(ETH)には、プラットフォームを作り上げるポテンシャルがあります。
また、イーサリアム(ETH)やネム(NEM/XEM)などは、どちらが生き残るのかという話ではなく、各通貨は得意な分野があり、それぞれの市場で成長することを期待しています。
イーサリアム(ETH)やネム(NEM/XEM)も、どちらが優れているとかではなく、どちらも特徴があり、それぞれで需要が分かれるはずです。
現在の仮想通貨市場で生き残っている通貨で、ビットコイン(BTC)やライトコイン(LTC)などは決済に特化していますが、ネム(NEM/XEM)・イーサリアム(ETH)・リップル(XRP)などは、それぞれ決済以外のインフラとしての機能に重点が置かれています。
そう考えると、仮想通貨は決済手段としてのスタートだったかもしれませんが、現在の方向性として、決済以外の社会インフラとしての側面が強いものが多いイメージです。
ビットコイン(BTC)ですら、サイドチェーンを使って機能を拡張しようとしている動きもありました。
携帯電話(スマホ)に例えると分かりやすいかもしれません。
最初は持ち運びできる電話でしたが、今では電話の機能は当たり前で、それ以外の機能が重要になっています。仮想通貨でも同様の流れが来ていると言えるのではないでしょうか?
ブロックチェーンなどの新しいテクノロジーを使った、新しい社会インフラの将来性はどれくらいのあるのか?という点にも触れておきます。
現状、そうしたサービスやインフラ設備はほぼありません。つまり、市場としては、完全に未成熟で将来的に成長市場というのは間違いないのです。
なので投資としての価値もある・・・?と言いたいところですが、話はそう簡単ではありません。
将来的に成長市場で、社会インフラとして普及する可能性がありますが、それがイコールで価格の上昇に繋がるのかは分かりません。
よくこの点を批判される方もいるのですが「まあ、確かに」と私も考えています。
世の中に普及されているもので、必ずしも投資的なリターンがあったかと言えばNOです。ケースバイケース。
でわ、どうして私が仮想通貨に期待しているかと言うと「面白い」からでしょうか。
最終的には、今後も仮想通貨が投資として成立するのかは不明です。バブルのような投機的な動きは再度生まれるでしょうが、持続的な価格上昇が起こるのかは分かりません。
それでも、こうした新しいものにお金を投じる事にはためらいはありません。
PL・BSなどの財務情報が皆無の仮想通貨ですが、そのポテンシャルに期待するのも、まあ面白いかな、そんな気持ちです。
というわけで、私が考えていることをざっと書いてみました~。
基本的にはお問い合わせ欄のメッセージに返信したりはしませんが、内容を読んでいて、改めて自分がどうして仮想通貨に期待しているのか等を振り返るのもいいかもしれないと思ったのでまとめました。
今年度ももう終わる事ですし・・。(正月から3カ月たつのか・・)
投資に正解はありませんし、それぞれ違う結論になります、あくまで私がそう思っているという話です。
短期トレードをしているわけではないので、これもまた一つの在り方なのかなと考えています。
「私も人間でありたい、どんな運命が待ち受けていようと最後の1秒まで」