一見すると「仮想通貨の価格が高すぎる!」と思うかもしれません。
しかし、その価格はどのように見ていますか?
1BTC=100万円だから高い!と思っていませんか?
実際に高いかどうかは置いておき、その見方は間違っています。
1ビットコイン(BTC)は最小単位ではない!
仮想通貨ではあるあるのこの問題。
皆さんもご存じビットコイン(BTC)は小数点以下8桁まで存在します。
注意ポイント
株価は1株=1000円とか値段が付きます。それは株の最小単位は1株だからです。
しかし、仮想通貨では小数点以下まで存在します。
1BTC=100万円では、1,000株=100万円!と言っているようなものではありませんか?
そう考えれば、1BTC=100万円って変なんです。

そこで今回は各通貨の最小単位での価格を見てみたいと思います。
最小単位で見る各通貨の価格と発行枚数
仮想通貨の代表的な銘柄を4つ選んで比較していきます!順番に見ていきましょう!
①【ビットコイン (BTC)】
基本情報
最小単位=0.00000001BTC=1satoshi (1BTCの1億分の1です)
最小単位での価格と発行数
2019年8月の価格=約100万円とします。
【最小単位での価格】 0.010 円
【実質的な発行枚数】2,100,000,000,000,000 枚
最小単位で見る発行枚数は2100兆枚です・・。(ゼロ多すぎ)
②【イーサリアム(ETH)】
基本情報
最小単位=0.0000000000000000001ETH
※イーサの最小単位は1wei(ウェイ・1ETHの1000京分の1)
最小単位での価格と発行数
2019年8月の価格=約2万円とします。
【最小単位での価格】0.000,000,000,000,002円
【実質的な発行枚数】893,000,000,000,000,000,000枚
価格はもはや意味不明。
最小単位での発行枚数は8咳(がい)9300京(けい)枚です
??????意味不明ですね・・。
③【リップル(XRP)】
基本情報
最小単位=0.000001 XRP =1drop(ドロップ) (1XRPの100万分の1)
最小単位での価格と発行数
2019年8月の価格=約30円とします
【最小単位での価格】0.000,0030円
【実質的な発行枚数】100,000,000,000,000,000枚
ビットコインより1桁多い10京(けい)枚です。
ちょっとだけ現実的な数字!
④【ネム(NEM)】
基本情報
最小単位=0.000001XEM = 1μXEM(マイクロネム) (1XEMの100万分の1)
最小単位での価格と発行数
2019年8月の価格=約5円とします
【最小単位での価格】0.000,005円
【実質的な発行枚数】8,999,999,999,999,999枚
ビットコインと同じ桁数で8999兆9999億9999万9999枚です。
ビットコインが下8桁まで存在する理由
各通貨の最小単位での価格と発行数と見てきましたが!分かりづらい!
というか桁数がおかしくなる。

それにはそれっぽい理由があるので少しふれておきしょう。
プログラム上の問題だと思いますが、詳しくは私にもわかりませんので仮説としてお話します。
ビットコインのビット(Bit)というのはリテラシーの高い皆さんならお分かりになるかと思います。
データの単位とでも言いますか、そんな感じのです。
ビットの次はバイトですが、8ビット=1バイト です。
つまり、ビットコインが下8桁まで分割できるのは、8ビット=1バイトからきているのでは?というのが巷の噂です。
他の仮想通貨は、μ(マイクロ)=100万分の1(0.000001)位が最小単位なのでは?とも思っています。つまりビットコインは例外的に8桁という仮説です。信憑性はありませんが・・・。
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最小単位での価格ランキング
最小単位での価格ランキング
1位 ビットコイン 0.010 円
2位 ネム 0.000,005円
3位 リップル 0.000,0030円
4位 イーサリアム 0.000,000,000,000,002円
ビットコインはやっぱりナンバー1でした!
リップルとネムが同じくらいイーサリアム安すぎませんか・・・?
※ 最小単位で見ていますが、そもそもこれにどんな意味があるのか、最小単位なんてあってないようなもの、そう考えれば大して意味のない数字です。ふ~ん程度見てもらえれば嬉しいです。
最小単位での発行枚数ランキング
最小単位での発行枚数ランキング
1位 イーサリアム 893,000,000,000,000,000,000枚
2位 リップル 100,000,000,000,000,000枚
3位 ネム 8,999,999,999,999,999枚
4位 ビットコイン 2,100,000,000,000,000枚
※ 数字多すぎて分かりずらいので日本語単位Ver
発行枚数 日本語Ver
1位 イーサリアム 8咳9300京 枚
2位 リップル 10京 枚
3位 ネム 8999兆 枚
4位 ビットコイン 2100兆 枚
イーサリアムだけ桁がおかしいのは置いておきます。
実は、リップル・ネム・ビットコインは最小単位で見れば発行枚数の桁数が大体同じ10京~1000兆枚位なんですよ。
主要な通貨の中で発行枚数が時々話題に上がるものを例にとってみました。
これを見る限りビットコイン・リップル・ネムなどは、一般に言われる発行枚数で比較する事にあまり意味がないかもしれないという結果でした・・。
注意ポイント
しかし最小単位で比べること自体が問題ありかもしれませんし、参考程度にお願いします。
あとイーサリアムは桁数が圧倒的、もはや比較もできない状態で、はっきり言ってよくわかりません。