皆さんは「DApps(ダップス)」って聞いたことがありますか・・?仮想通貨投資をしていると「Dapps(ダップス)」って単語を聞く機会があるかと思います。
「Dapps(ダップス)」が何故注目されているのか。2019年以降のアルトコイン投資投機で「Dapps(ダップス)」がキーワードになる?などの話をしていきます。
これからはあらゆるものが分散化される
ポイント
DApps(ダップス) ~分散型アプリケーション (Decentralized Applications)。管理者が不在の非中央集権的なアプリケーションの事です!
まずはDApps(ダップス)ってなんじゃー!上の通りですが、イマイチ分かりづらいですかね。とりあえず下の3つを満たしているものがDapps(ダップス)に該当します!
① オープンソース(みんなが自由に使える・非中央集権)
② トークンがある(報酬・支払いがトークン)
③ みんなの意見でアプリの改善が行われる
仮想通貨は大体Dapps(ダップス)に該当する
実は、Dapps(ダップス)ってよくわからない~と思うかもしれませんが、大体の仮想通貨(暗号通貨)がDapps(ダップス)に該当します!なので「Dapps(ダップス)系の仮想通貨」とタイトルに書いているのは若干おかしい・・・。
Dapps(ダップス)のメリットは?
ビットコインをDapps(ダップス)とわざわざ呼んだりしませんが、Dapps(ダップス)の代表的な存在です。さて、Dapps(ダップス)のイメージが付いたところで、メリットとかを簡単につけたしておきます。
ポイント
Dapps(ダップス)のメリットは、管理者不在(非中央集権)のシステムで、中抜きするやつがいないので搾取されない!
ビットコインの理念と大体同じですね。
やっぱり、世界は「非中央集権」へ移行し始めている?誰も管理しないのにちゃんと機能するサービスが提供できる。
「技術の進歩で、手数料商売をしていた人たちを排除できるぞ!」という理由でDapps(ダップス)が注目されているわけです。
Dapps(ダップス)の流れと仮想通貨投資
上の図をご覧ください~自作です<(_ _)>
今までの「Dapps(ダップス)=分散型アプリケーション」は ①ビットコイン(BTC)に代表されるような仮想通貨が中心的でした。
その中で ③イーサリアムのスマートコントラクトなど、決済手段以外の機能がついているものが誕生します。
しかし、依然として通貨的な範囲を超えないものが多く、新しいDapps(ダップス)が誕生した!とは中々言えない・・・。
おや?①⇒③ときましたが、②が飛んでいます!
実はですね、①と③の間では余り話題になっていない②が存在します。
普段、仮想通貨投資をしていると①と③ばかりに目が行きますが、その中で②組織を分散化するという前代未聞の挑戦が行われていました。
その代表格が「ダッシュ(DASH)」と「The DAO」です。実はダッシュ(DASH)は、世界初の分散型自律組織(DAO)です・・・・?ダオって何と思いましたか?
ダオ(DAO)は分散型シリーズの第1弾?
今ちまたで話題の「分散型取引所」とか「分散型ストレージ」とかって聞いたことがあるかと思います。簡単に言えばダオ(DAO)は「分散型~」の第1弾です。
正式名称は「自律分散型組織 (Decentralized Autonomous Organization)」です。簡単に言うと「支配者(リーダー)なきチーム」。組織はリーダー(管理者)がいない状態でちゃんと機能するのか?という難題に挑戦したのが「ダッシュ(DASH)」と「The DAO」です。
「The DAO」の方はイーサリアムのブロックチェーン上で誕生したもので、2016年にICOにより多額の資金を集めて有名になりました。
残念ながら「The DAO」の方は失敗します。興味がある方はこちらで確認してください!
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ちなみにダッシュ(DASH)ですが、匿名性で有名のあの通貨でしょ?って思っている方も多いはずです。その通りですが、実はダッシュ(DASH)は「自律分散型組織」という「分散型~シリーズ」の第1弾を世界で初めて成功させた仮想通貨なんです!
ダッシュ(DASH)は、一定数保有していれば誰でも予算の使い道を提案出来て、ダッシュ(DASH)の所有者(厳密にはマスターノードの所有者)によって投票が行われます。
つまり、予算の使い方などが自律的に提案されて、自律的に決定されます。何がすごいって、取りまとめ役がいない!非中央集権で組織が動いているんです。
さて「組織を分散型で非中央集権的に動かす事が出来た」ところまでが、2017年のDapps(ダップス)の大きな流れでした。2018年に入りその流れの続きが出てきています
あらゆるものが分散化され始めている
上の図をご覧ください~自作です<(_ _)> (2度目)
先ほどまでは、Dapps(分散型アプリケーション)として
①ビットコイン
②ダッシュ(自律分散型組織)
③イーサリアム(スマートコントラクト)
と順に登場してきました。※ダッシュ(DASH)の方がイーサリアム(ETH)より早く誕生しています。
そして時は2018年。
時代は④に進みます。
④あらゆるものが分散化します。立役者はイーサリアム(ETH)。
つまり、イーサリアム(ETH)のスマートコントラクトなどを利用して「分散化シリーズ」が進展します。
ERC~(例えばERC20)とかって聞くかと思いますが、そのERC系のトークン(仮想通貨)は、イーサリアムのブロックチェーン上に存在します。イーサリアムのスマートコントラクトを使用して動いています。ERC系のトークン(仮想通貨)で「分散型シリーズ」を展開している例を2つ紹介!
ERC系トークンで「分散型」のサービス例を紹介
有名どころではオーガ(Augur)!オーガ(Augur)は「分散型未来予測」を実現させています。
胴元がいないギャンブルが可能となり、みんなで勝手に予想して、自動的に倍率が決まり、当たったら賞金が自動的(自律的)に分配される・・!?
詳しくはこちらで!
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他にもイーサデルタ!があります。イーサデルタは「分散型取引所」を実現させるためのトークンです。分散型取引所についてはこちらで確認ください!
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もうなんか、色々と「分散型~」がありますが、現在はイーサリアム(ETH)のスマートコントラクトのおかげで④に突入していると言っても過言ではありません。
Dapps(分散型アプリケーション)が色々と登場しているのは、イーサリアムの影響が強いです(個人的な極端な見解です)。イーサリアム(ETH)がプラットフォーム型と言われる所以(ゆえん)です。
注意ポイント
ここではイーサリアム(ETH)に焦点を当てていますが、Dapps(分散型アプリケーション)の中には、もちろんイーサリアム(ETH)とは全く関係なく誕生しているものも沢山あります!注意してください!
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これからの仮想通貨投資はDappsに注目
もう言うまでもありませんが、2020年以降は「Dapps(分散型アプリケーション)」がキーワードになります。前から言われている事ですが・・。
更に細かく分類すると「Dapps(分散型アプリケーション)」の中の
「分散型取引所」「分散型ゲーム」「分散型ストレージ」「分散型ID」などが熱くなる・・・?注目されれば資金が集まるので価格も上がる・・・?
投資は自己責任でお願いします。
一方で、私はもちろん上の系統の仮想通貨(トークン)には注目して購入する場面もあるかと思います。しかし!
私が一番注目しているのは「分散型~」を誕生させるためのプラットフォーム。つまりイーサリアム(ETH)のような存在の仮想通貨に興味があります。なぜなら、プラットフォーム型のビジネスは最強だからです!それは仮想通貨でも同じだろう!
じゃあイーサリアム(ETH)を買うんですか・・・?という話になりますが、もちろん多少なりとも保有しています。
しかし、イーサリアム(ETH)以外のプラットフォームと化けそうな仮想通貨で割安のものがあるじゃないですか
私がネム(NEM/XEM)を推している理由の一つです。
未来のプラットフォームを構築する可能性が高いから。前々回の記事の回答がこれです。前々回の記事はこちらです!
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人それぞれ狙い目があるかと思います!それ以前に「Dapps(分散型アプリケーション)」という言葉の意味を知らないと、今後の仮想通貨界隈の話がよく分からなくなるかもしれません!
今回の記事で「Dapps(分散型アプリケーション)」 という言葉のイメージが伝わっていれば嬉しい限りです。
そもそも「分散」という考え方がイマイチ分からない!という人はこちらを読んでみていください!インターネットの世界で分散という話や考え方が生まれた経緯をまとめいます!
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