リップル(XRP)がロックアップ!などと聞くことが多いかと思います。しかし「ロックアップ」ってなんだか良くわかっていない・・。
今回は、リップル(XRP)の価格にも影響を与える「ロックアップ」と価格への影響を簡単に解説!
「ロックアップ」とリップル(XRP)の関係
「ロックアップ」とは、発行した仮想通貨の一定数を使えなくする事を意味します (資産の凍結)。
このロックアップを、リップル(Ripple/XRP)が行う事を2017年に発表していたら話題になっています。


リップル(Ripple/XRP)は何故ロックアップしたのか?
リップル(XRP)の発行枚数は1000億枚と他の仮想通貨に比べてもかなり多い発行枚数です。
実はそのほとんどのリップル(Ripple/XRP)を、米リップル社(Ripple,Inc)が保有していました。
ちなみに
米リップル社(Ripple,Inc)は発行された1000億枚のうち約60%、すなわち約600億枚のリップル(XRP)を所持していました。

米リップル社(Ripple,Inc)がたくさん売りだしたら価格が下落する。というか、価格操作が簡単に出来るじゃないか!
という懸念がリップル(Ripple/XRP)ホルダーにはありました。
そこで「リップル(XRP)を一気に売却したりしないですよ」というメッセージを放つ必要があった米リップル社(Ripple,Inc)は、ロックアップを発表します。
何故リップル(Ripple/XRP)ホルダーは大量売却を心配しているのかと言うと、過去に大量売却による大暴落があったからです。
2014年に創業者の1人がリップル(XRP)を売ったら暴落。
1人が売って暴落するくらいなので、会社が持っている約500億枚以上のリップル(XRP)が売られだしたら・・・。という経緯があります。
大幅下落のリスクも軽減してリップル(Ripple/XRP)の話題では欠かせない要因となったのです。
どれくらいの量をロックアップしたのか?
米リップル社(Ripple,Inc)が保有するリップル(XRP)のうちなんと550億枚をロックアップしました。


このロックアップされているリップル(XRP)は、2018年1月から55カ月かけて、市場に出回る事が決まっています。
毎月のロックアップの解除枚数は最大で10億枚です。
10億枚のリップル(XRP)をロックアップ解除しても、余った分は再度ロックアップされます。
チェック!
更に、ロックアップ解除した分のリップル(XRP)は、ただ市場に売却するのではなく「リップル(Ripple/XRP)に興味がありますよ~」という機関投資家や企業等へ配ることになっています。

ロックアップが解除されても、リップル(Ripple/XRP)に興味がある人に配るので、すぐに売却されたりしなくなり、価格が安定して下落懸念も和らぎます。
現在のリップル(Ripple/XRP)ホルダーにもメリットがあって、リップルに興味がある新しいホルダー開拓にも繋がって一石二鳥というわけです!
ロックアップされたリップルは誰が管理しているの?
ロックアップされればメリットがある事は分かりましたが、一体だれが管理しているの?
ロックアップが発表されて、リップル(Ripple/XRP)ホルダーは好意的な反応をしたんですが「本当にちゃんとロックアップされるの?」という不安が駆け巡りました。
そこで、米リップル社(XRP)社は「一度ロックアップすれば自分たちでも解除することが出来ない機能」を使う事にしました。
それが「エクスクロー」という機能です。
メモ
「エクスクロー」はアメリカ発祥の制度です。誰かの財産を委託業者が預かって、最初に設定されたルール通り管理し続けます。
日本版のエクスクローといえば「メルカリ」などでしょうか。メリカリで物を買うとお金を払いますが、ちゃんと商品が郵送されないと取引不成立になりお金が戻ってきます。
いわば「メルカリ」は一時的に顧客の財産を預かって「ちゃんと商品が発送された時に出品者に代金を支払う」というルールの下で管理していると言えます。
リップル(Ripple/XRP)には「エクスクロー」が自動的に機能するプログラムが備わっており、プログラム上で自動管理されます。
こうして「エクスクロー」を使う事で、第三者から見てもリップル(Ripple/XRP)の動向を終えるので一安心となったんです。
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ロックアップとリップル(XRP)価格への影響
(チャートはみんなの仮想通貨から)
まずロックアップが発表された2017年5月16日ですが、なんと一日で凄い上げ幅です。約10円以上の上げ!
30円前半から45円まで上がったことを見ると、いかにロックアップがリップル(XRP)の懸念事項だったのかをうかがわせます。
そして、ロックアップが実施された2017年12月8日
ロックアップが実施された12月8日は、25円前後だったリップル(XRP)が一時30円くらいまで上昇。
そして数日後にバブルへ突入します。

ロックアップは仮想通貨の価格にも影響を与えるという事は頭に入れておいて損はないかと思います!
というわけで今日は以上!
それでは!