2013年、ヨーロッパの金融危機を契機に、ビットコインは2度目のバブルを迎えます。
ちなみに2009年~2010年~2011年はこちらで確認ください!
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2013年「ビットコイン」キプロス危機と中国規制
2013年の話をする前にちょっとだけ2012年の話をしておきましょう。
2012年は大きなニュースがあまりなく、というよりも利用者が少なくて情報があまりないのが現実です。
大きなこととしては、ビットコインの最初の半減期がやってきたことです (50BTC⇒25BTC)。
半減期とは定期的にマイニングの報酬を減らす事を言います。
【2013年3月16日】ビットコインとキプロス危機
(via iwiz-beauty.c.yimg.jp)
2013年はヨーロッパ全体で債務危機が広がっていた年です。そのヨーロッパの中でキプロスという国でも金融危機が発生します (キプロス危機)。
この時、ヨーロッパ金融がやばい状態で、キプロスはそのうちの一つでした。この写真は金融機関で現金を引き出せずに人が集まっている様子です。
なんと「預金に課税しよう」とかもう訳が分からない対策を取らざるをえない状態になってしまって。
そうした中、資産の逃げ道として「ビットコイン」が注目されます。実際に、ビットコインでこの金融危機を乗り切った人もいたようです。
キプロス危機がビットコインに光を当てた?
2013年の始めは1200円位でした。しかし、その後一気に上昇します。
キプロス危機が発生した3月の終わり頃には1BTC=15,000円へ到達します!わずか3カ月で10倍!!!!
2013年 後半 ビットコイン価格上昇が止まらずバブルに突入
欧州の金融危機(キプロス危機)が発端となった上昇により、一気に投機マネーが流れてきます。
そして10月1日に闇市場のサイト運営者がFBIによって逮捕されるとビットコイン価格は、安心感から(?関連性はよくわかりませんが)再度上昇を開始します。
ビットコインの勢いが止まらずに、なんと2013年1月の1,200円から120,00円まで価格が上がります。
【2013年12月5日】ビットコイン最高値更新と崩壊(中国規制)
秋頃の上昇がとまらず、2013年12月5日に1BTC=127,800円をマークします。2013年1月に1,000円台だったので、たった1年で100倍!ばぶりーです!
その直前にNHKでビットコインが特集されるなど、日本でも「ビットコイン」というものにスポットが当たり始めます。
しかし、必ずしも良い印象を持っていたのかというと、そうではありません。
そして、最高値をつけたその同日の出来事です。
中国が「ビットコインの取引は禁止です!」という発表をします。これをきっかけに「史上2度目のビットコインバブル」は崩れる事になります。
その後、価格は2万円~3万円位で推移。そして、この127,800円という価格を更新するのは、なんと2017年(昨年)です。
ここから一般に言われる「ビットコインの暗黒期」へ突入します。特に日本ではマウントゴックスの影響でビットコインが胡散臭いものとして捉えられていましたよね・・・?
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2014年「ビットコイン」マウントゴックス事件
2014年はビットコイン史を語るうえで重要な出来事が発生します。それがマウントゴックス取引所の閉鎖です。この出来事のせいでビットコインは2014年~2015年にかけて深く低迷します。
【2014年2月24日】マウントゴックス閉鎖
2011年にハッキング被害にあったマウントゴックス(Mt.Gox)が遂に取引所を閉鎖します。(通称=ゴックス)
これがとどめの一撃となり、1BTC=18,000円へ。なんと最高値からほぼ9割近く下落します。1年間かけてあげてきた値段が元に戻りました。
ゴックスした人々の「ビットコイン」は、いまだに取り戻せていないはずです。
この出来事を機に、今に続く取引所の破綻が仮想通貨資産を守るうえで重要視されます。つまり、取引所に預けていも意外と危ない。仮想通貨は自分の責任で守る必要があるというわけです。
注意ポイント
特に、この当時ビットコイン取引していた人は、かなりの金額を預けていた人も多くて数百万から数千万円が消えた人も沢山出ました。マウントゴックスは、民事再生法の手続きをしたりしましたが、CEOの人の着服が発覚。トップが逮捕されて幕を閉じる事になりました。
2013年~2014年のビットコインチャート
2014年の直前(12月)とその後も下落が続いているのが分かるかと思います。
【2014年】国内大手の取引所が参入開始
マウントゴックス取引所が閉鎖後、国内で有名な「ビットフライヤー」「コインチェック」「ザイフ(の前身)」が2014年に仮想通貨市場に参戦しています。
更に、海外取引所のクラーケンなども日本での営業を開始しています。国内外問わずに、マウントゴックス閉鎖後は一気に取引所が増える事になるました。
まさに、絶望の中で種がまかれて、今花が咲いている。といった感じです。投資の名言にも、「悲観で買って、楽観で売る」的な王道もありますので、すごくいいタイミングだったのかもしれません。
さて、いかがでしたか?
ちなみに、2013年は富士山が世界遺産になり、東京オリンピックが決まった年です。結構、日本的にはいい1年だったんですよね・・。
その裏では、仮想通貨は白熱の戦いがあったわけです。色々と考えるとビットコインもわずか10年もしないで色々とあったんだなーと思っちゃいます。
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2013年~2014年 ビットコインのまとめ!
ポイント
【2012年】 ビットコイン 最初の半減期
【2013年 3月16日】
キプロス危機が発生。資産の逃げ先としてビットコインが注目されて、価格が上昇し始める。その後12月初旬まで価格の上昇が止まらずにバブル状態となる。
【2013年 12月5日】
ビットコイン価格が史上最高値。同日、中国がビットコイン規制を発表。この中国規制の影響でビットコインの史上2度目のバブルが崩壊するきっかけとなる。
【2014年 2月24日】
マウントゴックス取引所が閉鎖。当時世界最大の仮想通貨取引所の閉鎖は仮想通貨市場に大打撃を与えた。前年の中国規制に続き価格を下げるニュースとなり、ビットコイン価格の下落を加速させた。
【2014年】一方で、2014年は国内の大手取引所が軒並み営業を開始した年でもあった。
以上が2013年~2014年のビットコインでした!
ビットコインが最高に盛り上がり、暗黒時代に突入する直前の時代です。この後の暗黒期を乗り越えて現在の仮想通貨市場が展開されているんですね!
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