ビットコイン史上初めて停滞&下落トレンドだったのが2015年頃です。
この頃のビットコインは「暗黒期」と揶揄されるほど、世間からの注目が薄くなり、終わった感が漂っていました。
そんな2015年からのビットコインをはじめとする仮想通貨市場について早速見ていきましょう!
これまでのビットコインの歴史はこちら!
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2015年 ビットコイン「暗黒期」の到来
ここで2015年のビットコインを「暗黒期」と称しているのは、2013年12月にバブルが弾けてからの底だからです。
約1年近くも底値で這いずり回りました・・。
ちなみに2013年終盤から2017年前半までのチャートはこうなっています。
こうやってみると、2015年にビットコイン(BTC)が停滞していたという事がよくわかるかと思います。
また、2015年以降はビットコイン(BTC)以外の通貨も存在感を強めるため、そのあたりも少し紹介していきます。
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【2015年1月4日】英国 Bitstampがハッキング被害
マウントゴックスの次に大きい取引所であった「Bitstamp」がハッキング被害にあいます。
2015年早々に仮想通貨業界にとっては、悪いニュースです。

その影響もあってかビットコイン価格は急落します。
【2015年3月31日】ネム(NEM/XEM) リリース
2014年に発表があったネム(NEM/XEM)ですが、2015年3月31日に初リリースされます。
ネムのブロックが初めて生成されたのが3月29日なので、厳密な誕生は3月29日になります。
名前には「New Economy Movement (新たな経済運動)」という意味が込められており、
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)とは違った承認アルゴリズム(POI (プルーフオブインポータンス) )を採用したことで話題になりました。
【2015年7月30日】イーサリアム最初のβ版がリリース
2014年にICOを実施して2014年7月に登場していたイーサリアム(ETH)でしたが、この日に初のアップデートである「フロンティア」が実施されます。
こうしてイーサリアム(ETH)の正式なベータ版がリリースされ、仮想通貨2.0が浸透していきます。
リリース時期をどう捉えるのかはばらつきがありますが、ビットフライヤーやウィキペディア上では、7月30日にリリースしたと表現しているので、2015年のベータ版をもって正式なリリースとします。
【2015年8月1日】マウントゴックス経営者 逮捕へ
なんと、ハッキング被害にあっていたマウントゴックス(Mt.GOX)の元CEOが逮捕されるという事態が発生。
このニュースを見た人は「・・?」という反応だったでしょうか。ハッキング被害にあったのに逮捕されたのは「こいつが真犯人か・・!」というあらぬ誤解が広がります。
この時の逮捕理由は「自身のビットコインの口座残高を不正に水増しした疑い」です。
じつは、ハッキング被害には関係ないところで悪さを働かせたいたのがバレて逮捕されました。
逮捕後も、ハッキング被害については終始無罪を主張しており、逮捕された件とハッキング被害は関係がありません。
ハッキングをした真犯人は別にいたんですが、この逮捕のせいで話がゴチャゴチャしてしまって、仮想通貨(ビットコイン)のイメージが悪くなったのは間違いありません。
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2016年 ビットコイン(BTC)は沈黙、その一方で
2016年はビットコイン(BTC)ではなく、イーサリアム(ETH)に関連する話題が多かったのが特徴です。
ついにビットコイン(BTC)以外の仮想通貨(アルトコイン)のニュースが増えてきて、ビットコイン(BTC)一強だった市場がにぎやかになりつつあります。
【2016年3月1日】DMM.comでビットコイン決済開始
名前を聞いたことがある人も多いかと思います (仮想通貨やFX系をしている人なら必ず知っているでしょう)。
ネット通販・ゲーム・アダルト・FX などのサービスで有名なDMM.com が仮想通貨(ビットコイン)決済を開始しました。
日本国内の大手企業でビットコイン(BTC)決済を導入したのは初となり、話題を集めました。
【2016年6月17日】ダオ事件が発生
2016年5月にICOを実施ていたのが「ダオ」です。
約150億円の資金を集めた「ダオ」は当時の史上最高額を記録。
「ダオ」はイーサリアム(ETH)のスマートコントラクトを利用して「自律分散型の投資ファンド」を作ることを目標にしていました。
その「ダオ」がバグを突かれてハッキング被害にあいます。
なんと 364万1694 ETH (当時の金額で約50億円以上)が盗まれました。この影響で当時「ダオ」を扱っていたコインチェック(Coincheck)では上場廃止に。
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【2016年7月20日】イーサリアムがハードフォークを実施
「ダオ事件」をなかった事にするために、イーサリアム(ETH)がハードフォークを実施します。
無事ハードフォークが成功して、ダオ事件はなかったことに・・。
しかし「そんなことをしていいのか!」と反発した人たちがいました。その結果、ハッキング被害があったブロックチェーン上にイーサリアムクラシックが誕生します。
2016年に仮想通貨界隈で起きた出来事の中では最大級の事案でした。
【2016年8月2日】Bitfinex がハッキング被害
当時、香港では最大級の仮想通貨取引所 Bitfinex がハッキング被害にあいます。
昨年の英国 Bitstampがハッキング被害にあったのと同様に、市場は下落しました。
2015年~2016年になると、大手の仮想通貨取引所がハッキング被害にあうケースが増えていきます。
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2015年~2016年 ビットコインのまとめ!
ポイント
【2015年1月4日】英国 Bitstampがハッキング被害
(2015年3月31日)ネム(NEM/XEM) リリース
(2015年7月30日)イーサリアム最初のβ版がリリース
【2015年8月1日】マウントゴックス経営者 逮捕へ
【2016年3月1日】DMM.comでビットコイン決済開始
(2016年6月17日)ダオ事件が発生
(2016年7月20日)イーサリアムがハードフォークを実施
【2016年8月2日】Bitfinex がハッキング被害
以上が2015年~2016年のビットコイン(一部アルトコイン)でした!
2015年は、底値圏で停滞したビットコイン(BTC)は、世間的なイメージは悪くなる一方でした。
2016年頃は、価格が戻りつつあり、2017年から始まる仮想通貨バブルに向けた沈黙の時期でした。
また2015年以降からは、アルトコインの話題も増え続けており、仮想通貨2.0と呼ばれる通貨が増えてくるのが特徴です!
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