仮想通貨の基盤となる技術と言えば「ブロックチェーン」です。でも「ブロックチェーン」って聞いてもさっぱり。箱?鎖?
実は何だか良く分からないという人も多いかと思います。なので「ブロックチェーン」について簡単に説明します!(専門的な事を書くと終らないので超簡潔に書きますm(__)m)
5分で分かる「ブロックチェーン」とは?
「ブロックチェーン」とは、字面の通り「箱にチェーンがくっ付いているイメージ」です。
例えば、A君とB君が取引をしました。その取引の記録を箱(ブロック)の中にポイっと入れます。もう二度と蓋を開けられないように頑丈に蓋をします。蓋を開けることはできなくなりました。でも!箱は透明で中(記録)はしっかりと見れます!

次の日、A君とB君は再度取引をします。今回も箱に記録を入れて保管したのですが、別々に箱があると分かりづらいな・・。という事で「昨日の箱」と「今日の箱」チェーンで結んでしまいました。

ポイント
これが「ブロックチェーン」です。取引が記録された無数の箱(ブロック)がチェーンで結ばれており、色々なデータの集合体となっています!
これの何が凄いの・・・??とても凄いんです!
【スゴいところ①】改ざんが出来ない
今のところ記録の改ざんが出来ません。記録を消滅させることもほぼほぼ無理!!!
例えばどこかの箱(ブロック)が壊れたとします。するとチェーンで結ばれていた近くの箱(ブロック)が「壊れた箱(ブロック)は、A君とB君がリンゴとブドウを交換した取引だったよ」と隣接する箱(ブロックの)情報を復活させるのです。
隣接する箱(ブロック)が持っていた情報を元に壊れた箱を修復しちゃいます!なので取引記録を消そうと思ったら、世界中の箱(ブロック)達を壊さないといけません・・。
ポイント
この箱(ブロック)は世界中のネットワーク上に存在しています!つまり世界中のネットワークをぶっ壊さないと消えません!こうした技術やシステムを「分散型台帳技術(分散型台帳システム)」と呼んでいます。
重要!
取引が記録された箱(ブロック)が世界中に点在(分散)して相互に結びつく事で、その記録の信ぴょう性を高めているんです!
【スゴいところ②】誰も管理していないのに機能する!
ブロックチェーンは「管理者不在で、記録の信ぴょう性がある」と言われています。
ポイント
わたしたちの普段の生活では、警察が変な情報を発信したり病院が変な情報を患者に教えたり、そういった事はあまり想像できないですよね? それは行政の機関が権威や法律、国など、何かしらのバックがあるからなんです。でも「ブロックチェーン」では、そうした管理者や機関がいません。
世界中の箱が結びついて、沢山の人々がそれを利用すれば、不正があればすぐにばれてしまう。つまり誰もお墨付きを与えていないのに、データの質が高く、記録としてとても信憑性があるんです!
重要
「みんなで使って、みんなで管理・監視する。そして、記録に信憑性を持たせよう!」これは「分散型台帳技術」の特徴でもあるんですが、このような仕組みは別名「P2P方式」と言って「ナカモト・サトシ」の論文のタイトルに登場します!
また「みんなで使って、みんなで管理・監視する」こうした状態は「非中央集権的」と呼ばれます。誰か一人(権力者)が管理していない様子を言っています。
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【分散システムはどのように進展したのか】「P2P」から「ブロックチェーン」への移行と経済影響を考える
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昔は「ブロックチェーン=ビットコイン」だった?
さて「ブロックチェーン」についてのイメージが付いたところで、ビットコインとの関係性を説明していきます。仮想通貨と言えば「ビットコイン」を思い浮かべる人も多く、今でも大きな存在感を示しています。
重要
今まで説明してきたブロックチェーンですが、初めてこの技術を搭載したのが何を隠そうビットコインなんです。少し前までは「ビットコイン」=「ブロックチェーン」くらいの認識でした。
ポイント
ビットコインが画期的と言われた一番の理由がこのブロックチェーンを搭載した世界初の通貨だったからです!
ビットコインで買い物をしたときに「お店に100円分のビットコインを支払いました」という記録がブロックチェーンに記録されます。つまり、お金の流れがブロックチェーン上に残るので、これってすごく便利だ!と、みんながブロックチェーンと仮想通貨の将来性に期待を寄せています。

一方で「ブロックチェーン」で困る人もいる
ここまで「ブロックチェーン」がすごく画期的な技術だと紹介してきましたが、話はそう簡単ではありません。
ポイント
ブロックチェーンはお金の流れがオープンに記録されてしまうので、取引記録を見られたくない人にとってみれば困る存在です。
ブロックチェーンは「プライバシーと折り合いをつける必要」があります。どこまで完ぺきな情報を記録しても、記録が残ると困る場合もあります。「あの人あんなことにお金使ってるんだ・・」みたいに思われたくないのはみんな同じですよね・・?
ブロックチェーンは画期的な技術ではあるんですが「問題が山積していて使いこなせていない」という決定的な問題点を抱えています。今後どのようにブロックチェーンを活用していくかが焦点になりそうです。
今回は「ブロックチェーン」についてまとめてきました!どうでしたか?少しでも「ブロックチェーン」についての理解が進んだなら嬉しい限りです!
「ブロックチェーン」の説明もしたので、良ければ「ビットコイン」についても簡単にまとめていますので読んでみてください!
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というわけで今日は以上!
それでは!