仮想通貨の価格が上昇するパターンって結構独特ですよね。ただし「新規参入=値上がり」!と考えるのは早計です。でも、最近は新規参入が多くて、実際にアルトコインの値段が結構上がっているよ!と思うかもしれません。
それは本当に「新規参入⇒値上がり」でしょうか?今回は「値上がり⇒新規参入」の間違いではないのかという話です。
仮想通貨の価格が上がるパターンとは?
株式の価格変動と仮想通貨の価格変動って結構違う気がしませんか?



新規参入が仮想通貨の値段を上げるというのは若干違う
よく、仮想通貨市場に新規参入が増えると価格が上がる!と思われているようですが、それは本当でしょうか?個人的にはちょっと違うかなと考えています。何故なら、仮想通貨市場の値上がりパターンは右肩上がりではないからです。
もちろん新規参入者がいないと市場が拡大しないので価格が上がらないのも事実です。
仮想通貨市場の値上がりパターン

上記は、左からネム、モネロ、リップルのチャートです。価格の上昇パターンを見ていただければお分かりになるかと思います。ギザギザ上げています。
ビットコインなどを除くアルトコインは、一定の値上がりのパターンを持っています。
それは、突然ギュイーン(to the moon)のように上がり、停滞。また、一定期間明けてのギュイーン(to the moon)と上昇、そして停滞。
この値上がりパターンの通貨は沢山あります。しかし、この値上がりパターンだと新規参入者が値上がりに貢献しているというのは若干意味合いが異なることになります。
ポイント
というのも、新規参入が増えて価格が上がるのならば、右肩上がり、一定の上がり方を継続することになります。しかし、仮想通貨市場では、ギュイーンという上がり方ばかりです。つまり、ギュイーン(突然の暴騰)だと、そのきっかけを作る人間がいます。それは新規参入者ではありません。金持ちが仕掛けて、一般投資家が便乗して停滞、少々下落、また仕掛けてというサイクルを生み出しています。
勿論、他の要因も沢山ありますが、今回のメインはそういった話ではないので置いておきますね!
仮想通貨の価格上昇プロセス
〈仮想通貨(アルトコイン)の価格上昇パターンを図解しました!〉
ポイント
そして、市場規模や実需が膨らむとギザギザチャートから徐々に右肩上がりで普通に上昇します。
現状その上がり方は、ビットコインやライトコインなどが当てはまります。

一般投資家は金持ちの後に続く
仮想通貨(ビットコイン)などを始めたばかりの人で、価格が急騰している通貨を購入する人が多いかと思います。いわゆるイナゴです。
普段投資をしたことがない人ほど、急騰している通貨に飛びついてしまいます (それが間違いという事ではありません。その後更に急騰する可能性もあります)。
しかし、このイナゴと蔑称が付いている初心者や一般投資家がその後売りを急がなければ、ある程度の価格が維持されます。
重要なポイント
金持ち仕掛ける ⇒ 初心者も追いかける ⇒ 価格上昇が加速 ⇒ 利確 ⇒ ホールドしている人が残るおかげで値段が維持。したがって、一般投資家や新規参入の資金は価格維持程度の役割しかありません。私たちは金持ちの手の上で踊っていることを理解するべき
仮想通貨がこのパターンで上昇を続ける限り、新規参入者が増えようが、価格が上昇しない可能性、そして、金持ちの仕掛けで、大暴落する危険性を考慮すべきです。
そして、本当に大きな利益を得ようとするならば、短期トレードだろうが長期投資だろうが、金持ち(影響力がある人物)が仕掛ける直前、または直後(直ぐ)にその仮想通貨を購入していなければなりません。結局のところ、すでに急上昇している通貨では多きな利益になる可能性が低いです。
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ギザギザ値上がりパターンを脱却した通貨は強い
いつまでも、金持ちが仕掛けて急上昇する通貨ばかりではありません。例えばイーサリアム(ETH)です。イーサリアムのチャートを見ていただけるとわかるかと思います。2017年にあった、大暴落イベント等でも意外と値段が動いていないかと思います。(それでも50%くらいは瞬間で下がっていますが。。。)
【金持ちが仕掛けて急上昇する】銘柄を脱却して、【結構な人が持っている・それなりに実需があり、瞬間的な仕掛けでは動く割合が減った】通貨になっているのです。価格が安定、普通に上昇する株のような動きに似ていると言えます。
それって投機には向いていないのでは?確かにそうです。しかし、仮想通貨のポートフォリオを組む上で、そうした通貨が生まれることは、利点でもあります。
最後にもう一つ注意です。日本では仮想通貨(ビットコイン)のCMなども放送されるようになり、急速い認知されるようになってきました。しかし、すでに諸外国では、ビットコインへの投資・投機という面では周回遅れです。このことも忘れてはいけません。
日本人は、相当遅れてビットコインを買い漁っています。値段を吊り上げる事に貢献しているのが日本人ならば、はるかに安い金額で購入してきた外国人の儲けに貢献していると言えます。更に、最後にババを掴まされる可能性も日本人が一番高いです。
あと、仮想通貨のポートフォリオについてはいづれ。
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今日は以上!
それでは!