さて、最近になってからやたらと発生している事象についてお話をしなければいけません。
それは「仮想通貨市場で、過去の不安材料が何故か今現れたように報じられる現象」です!この問題は深刻すぎるくらい重要な問題です。まるで、誰かが作為的にやっている・・・? 今回はそんなお話。
FUDを引き起こすため?仮想通貨市場は情報戦!
「FUD (Fear, Uncertainty and Doubt)」という言葉をご存知でしょうか?2018年1月の下落相場の中でやたらと見かける言葉となりました。
「FUD」~「恐怖・不安・疑念」の英単語の頭文字を並べたものです。簡単に言えば「ネガティブキャンペーン」。不安を煽(あお)る情報を発信して、消費者が他社製品を買わないようにするマーケティング手法です。日本では某大手家電メーカーが得意としました。(褒められたものではありませんが)
【2018年1月16日】人民銀行副総裁の発言問題
2018年1月中旬に中国の人民銀行副総裁の藩(パン)さんが仮想通貨の規制を強化するような発言をした、というメモが問題になりました。
そのメモにより「人民銀行副総裁の藩さんが仮想通貨規制強化に言及してる事が明らかになった」というニュアンスで報道されていたわけですが。。。。
実はこのメモの内容は、2017年11月20日の会議で話した内容と同様の趣旨を再度話しただけでは?という疑惑があります。11月の会議で話された仮想通貨規制に関する内容は、すでに11月30日の新聞で報道済です。2018年1月の報道は、その時の内容について再度言及しているだけのメモ内容だからそんなに騒ぐ話なの・・?
同じ趣旨の発言を再度報道したら、何故か2度目は下落を招いた・・?弱気相場だったからでしょうか・・?
不思議!
【2018年1月27日】テザー社USDTを巡る疑惑
最近お騒がせ・・・というよりも昨年からずっとお騒がせのテザー社です。
テザー社について、簡単にまとめますね!
「Tehter Limited 社 」~ 海外の取引所を運営するBitfinex社の子会社です。テザー社は「Tehter」という仮想通貨を発行しています。この「Tehter」は法定通貨を担保にした通貨です。つまり「1ドルと引換えに1Tehter を発行する」という感じ。この場合は ドル(USD) と Tehter を合わせて「USDT」という通貨単位 (価格は1ドル=1USDT で固定)になっています。よく言われている疑惑は「勝手にどんどん USDT (Tehter) を発行しているんじゃね?」というもの。
ちなみに「ドルのままで良いのでは?」と思うかもしれません。一度、仮想通貨とする事で送金手数料等が押えられる、早く送金できる。というメリットがあります。
この Tehter Limited 社(テザー社) が今回(2018年1月下旬)の暴落と結構関係している・・。そのニュースは次の通り。1月下旬にテザー社が監査法人との契約打ち切りを明らかに。
確かに、このニュースは今回初です。しかし、監査法人との契約を打ち切ったからと言って「テザーショック」と言われるほどまでに、2018年1月末の暴落を招くレベルの話なのでしょうか?よ~く考えるなら、もっとやばそうな話って去年からありましたよね・・?「ビットコインが暴落している中、USDTでテザー社が買い支えている」とか、2017年12月末には「アメリカ当局に呼び出し食らっていたり」・・・。
監査法人との契約を打切ったニュースの前に「テザーショック」が発生するタイミングなんて腐るほどあったんじゃないですかね~。なんでこのタイミングで「テザーショック」なんて言われるほど下げるんですかね・・・・。「USDTで錬金術している疑惑」なんて言えばきりがないほどずっと言われていますし。
不思議です。
何故か弱気相場でマイナスニュースが沢山やってくる
この仮想通貨市場ではよくある現象です。何故か「泣き面に蜂」状態になるんですよ!
特にテザー社の問題はずーっと言われ続けて、コインチェック(Coincheck)事件の後に、テザー社の話が狙ったようにやってきました。特に2018年の1月は以上なほど、マイナスニュースが・・・しかも今更感のあるもの等が沢山ありました。それって FUD(ネガティブキャンペーン) なんではないか・・・?と私は思っています。
FUDというか、この相場を下げたがっている人が沢山いる。
私は陰謀論者ではないので、こういう話を余りする方ではないのですが、これはどう考えても・・・・!そして、そのニュースに一般投資家が反応してしまうのも事実。効果てきめん!
金持ちの見えざる手の上で
このブログでは再三と述べてきたことです。圧倒的な金持ちや影響力がある人物は、現在の仮想通貨市場を操作することが可能?です。
私たちのような一般投資家は、そうした「金持ちの手の上で踊っているかもしれないリスク」を理解しなければなりません。悪いニュースが入って、それが本当に仮想通貨市場をぶっ壊すようなニュースなのか。すでに過去に言われている話ではないのか。など吟味しましょう。。
どうでしたか?「仮想通貨市場で、過去の不安材料が何故か今現れたように報じられる現象」。私はこの現象を「金持ちの見えざる手」が働いた結果だと考えています。ただし、本当に情報操作があるような根拠があるわけではないので、何とも言えませんが・・・。
仮想通貨市場は情報戦です。情報に右往左往しないようにしっかりと参戦しましょう!
今日以上!
それでは!