皆さんは、「ドルコスト平均法」ってご存知ですか?仮想通貨投資をしている人は良く耳に入る言葉かと思います。
何故か「仮想通貨投資では、ドルコスト平均法を進める人が多い」です。
ドルコスト平均法が万能の投資方法かのようなニュアンスが持たれ始めている感があるので、その神話にくぎを刺しておきます。
ドルコスト平均法と仮想通貨投資
まずは「ドルコスト平均法」ってどんな投資方法なのか!というところを抑ええておきましょう!
「ドルコスト平均法」~ 常に一定の金額で、定期的に、投資商品(仮想通貨)を購入していく方法 (自動積立などの事)。月に1回、1万円分を購入していく感じです。
ドルコスト平均法が有効なのは一定の相場でのみ
注意ポイント
そもそも「ドルコスト平均法」は、今後必ず株価(価格)が上昇するという前提に立っている事を忘れてはいけません。
私は仮想通貨市場が今後も成長していくと考えているので、この点はとりあえず置いておきます。
ただし、この前提があるという事は忘れないでくださいね!
それでは「ドルコスト平均法」がどんな相場で効果を発揮するのかは、上の前提を考えれば自ずと分かるかと思います。
ココがポイント
ドルコスト平均法が力を発揮するのは「将来上がる相場」に限ります。

はてな
でわ「ドルコスト平均法」が将来上がる相場で一番いい投資方法なのでしょうか?
答えは「NO」です。
ポイント!
「ドルコスト平均法は将来上がるだろう相場では有効。しかし、だからと言って将来上がる相場でこの投資方法が一番いい投資方法ではない」
具体例を見ていきましょう!
「将来相場が上がる」といった場合、考えられるパターンとして2つあります。
- 投資を始めた当初から上げ続ける
- 一度下落して将来上がる
①②で100万円を「ドルコスト平均法」と「一括購入」のどちらが儲かるかを比較していきましょう。
①の場合、投資を始めた時に「一括で100万円分を購入したほうが儲かります」。
何故なら「ドルコスト平均法」で購入すると、次第に取得価格が上がっていくため、同じ100万円を投資すると一括で購入したほうが購入単価が安いです。
②の場合、投資を始めて底値を迎えた時に「一括で100万円分を購入したほうが儲かります」。
下落局面で買い続ける事で取得価格を下げてはいますが、下がりきった時に一括で買ったほうが大量に購入できるので一括投資の方が有効です。
という感じで「相場が読めるならば、ドルコスト平均法で買う事で利益が減ることが分かる」かと思います。
ポイント
① ドルコスト平均法は将来必ず上がる相場では有効ではあるものの、タイミング次第で一括投資の方が利益が出るのでベストな投資方法というわけではない。
② 弱点として、上にも下にも一本調子の相場に弱い。
③ 上がり続ける相場では最初に一括投資した方が有効だし、下がり続けるなら下がりきるまで買わない方がいいのは当然です。
何故ドルコスト平均法がやたらと推奨されるのか?
まずは、株式市場で「ドルコスト平均法」が推奨される理由からお話ししましょう。理由は簡単です。
ココに注意
ドルコスト平均法では、購入のつど手数料が発生するので、保険会社・証券会社・金融機関が儲かっています。
これ以上でもこれ以下でもありません。
要は儲かっている人がいるという事実です。これを仮想通貨投資にも当てはめてみましょう!
仮想通貨投資でドルコスト平均法を推奨しているサイトでは、大手仮想通貨取引所が紹介されています。
ドルコスト平均法で積立投資の有効性を説いて、積立投資を勧めて仲介手数料を儲けようとみんなが奮闘しているのです。
仮想通貨投資では投資初心者多く、知識がない事をいいことに「ドルコスト平均法が安全安心ですよ」という謳い文句で勧誘している人が多いのです。
「ドルコスト平均法」はリスク軽減になっていない
「ドルコスト平均法は安全である」といった話があるのですが、ドルコスト平均法自体は、投資のリスクを軽減させるものではありません。

「ドルコスト平均法は時間を分散させている」という話が出てきます。
時間を分散させているから漠然と安全という意味合い。回数を分けて買うことで変に高値掴みをしたりしないなどという意味が込められています。
ココに注意
時間を分散させることでリスクを軽減させているのかと言われれば、答えは「NO」です。
例えば!
「一括で買う場合」と「ドルコスト平均法で分割で購入する場合」のどちらがいいのかなんて、現時点で予測不可能ということ。
結果的に一括で買った方が得をしている事もあるし、ドルコスト平均法で購入した方が得をしている場合もあります。
つまり、その投資のリスクについてはほぼ同じです。
分散することがリスクの軽減に繋がるのは、もっと明確なケース。
例えば、仮想通貨を1つの取引所に置く場合と、分散して3つの取引所に分けて置いておく場合では後者の方がリスクが軽減されます。
同時に三つの取引所が破産したりハッキング被害に合う可能性が低くなるため、資産が消失するというリスクが軽減されます。
では「ドルコスト平均法」で投資時間を分散することでどんなリスクが軽減されますか?
同じ株式(仮想通貨)に投資する以上、倒産(仮想通貨ならプロジェクトが頓挫する)リスクは同じです。
高値掴みをするリスクが減ると考えたりした人はいませんか?
「高値掴み」するリスクは一括で買おうと、ドルコスト平均法で購入しても同じです。
ずーっと右肩上がりに相場が上昇した場合、ドルコスト平均法の方が高値掴みになります。
結局「高値掴みになる」というリスクは、ドルコスト平均法では軽減されません。
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逆にドルコスト平均法を使うべき人は?


「ドルコスト平均法」が向ている人
① 毎日相場をチェックできない!
② 一括で購入するほど資金が無い!
③ 長期(数年)くらいで投資してみたい!
「毎日相場とか見れないし、忙しくてプロレベルの相場分析なんて出来ない!」という人ならば、ドルコスト平均法がおススメです!
ココがポイント
私のブログ毎週チャートがどうとか、仮想通貨のニュースがどうとかやっているんですが、はっきり言って人生は有限です。相場なんて見ている暇があれば他の有意義な時間の使い方をした方がいいと思います(笑)
②ですが、サラリーマンがいきなり100万円とかを出せたりしないと思うので、手元にあまりお金がない人ならば、ドルコスト平均法が有益でしょう。
③は「ドルコスト平均法」が長期で力を発揮するため、長期目線で購入しようとしている人は「ドルコスト平均法」に向いています。
また、仮想通貨は値動きが激しいので、一括で買ってドキドキするくらいなら少しずつ購入して心を慣らしていくことが出来ます。
「値動きで取り乱し辛い」というのはドルコスト平均法のメリットとも言えます。
毎月の収入のうち5000円とか1万円くらいとかを積み立ててみましょう!
ドルコスト平均法は短期投資には全く向いていません。あなたがどれくらいの期間で投資しようとしているのかをしっかりと確認です!
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ドルコスト平均法のまとめ!
「リスクとは、自分が何をやっているかよくわからない時に起こるものです」
「ドルコスト平均法は安全安心」だなんて妄信的に信じていると失敗するケースもあります。
「ドルコスト平均法」が効果を発揮する場合としない場合、メリットとデメリットを勉強してから、積立投資をするのかを考えましょう!
証券会社の人
日経平均株価が暴落(2018年2月7日 1,000円急落)した時に、積立投資をいきなり解約する人が増えたそうです。
そうした人は、「ドルコスト平均法」の勉強をしていないのだろうと思います。そんな事にはならないように!
もし、このブログの記事を読んで「あ、自分の生活スタイルを考えたらドルコスト平均法が良いな」と思った人は、積立投資をさっそくやってみましょう!

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