仮想通貨界で将来性が有望視されている通貨の1つがイーサリアム(ETH)です。
「とりあえずイーサリアム(ETH)を買って持っておけばいい」みたいなレベルですが、本当に将来性や価格に期待が出来るのでしょうか?今回は私の見解を紹介~!
さっそくイーサリアム(ETH)の将来性と価格上昇が期待されている理由を見ていきましょう!
イーサリアム(ETH)の将来性は?どうして有望視されるのか
イーサ(ETH)の将来性は?
① スマートコントラクトの搭載!
② Dapps(ダップス)へ移行する社会背景!
③ 大企業からの熱い視線!
④ 開発状況!
⑤ ヴィタリック!

① スマートコントラクトが搭載
イーサリアム(ETH)の大きな特徴の一つが「スマートコントラクト」です。
スマートコントラクトとは、契約が自動的に実行される仕組み(プログラム)です。代表的な例として自動販売機があげられます。
イーサリアム(ETH)のスマートコントラクトと言った場合、デジタル版自動販売機とイメージすると分かりやすいかもしれません。
現在ではスマートコントラクト=イーサリアム(ETH)ではありません。スマートコントラクト搭載を目指している仮想通貨にリスク(LSK)・同様の機能を持つネム(XEM)があります。
もっと詳しくスマートコントラクトについて知りたい人はこちらを読んでね!
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ココがポイント
スマートコントラクトの利点は「仲介業者」がいらなくなることです。なので余計なコストを削ることが出来ます。
契約が自動で履行されるので、あいだで取り持つ業者は全て要らなくなります。


「スマートコントラクト」が注目されているのが、単純にコストを削減できるという話ではありません。
「ダップス(Dapps)」と呼ばれるサービスが広がりつつあるからです。
② Dapps(ダップス)が浸透しつつある社会
仮想通貨を調べていると「Dapps(ダップス)=自律分散型アプリケーション」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
ポイント
Dapps(ダップス)は、管理者が居なくても自動的に機能するサービスやアプリケーションなどのことです。
Facebook・Twitterなどは、Facebook社・Twitter社が運営していますが、そうした管理者が居なくても機能するようなサービスやアプリを作るというのが最近の流れになりつつあります。


そうです、仮想通貨は「Dapps(ダップス)」の代表例です。誰も管理していないのに自律的に機能しています。
他にも「分散型〇〇」と名前がついているものは全て「Dapps(ダップス)」です。
最近になって「分散型〇〇」とよく聞きますが、「分散型○○」というサービスは管理者が居ないのに自動的に機能しているというわけです!
「Dapps(ダップス)」や「分散型○○」という話がよく分からない人はこちらを読んでね!
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そして、Dapps(ダップス)の普及が進むにつれて「スマートコントラクト」が力を発揮してきます!
Dapps(ダップス)にはスマートコントラクトが欠かせない?
スマートコントラクトは「契約が自動的に実行される仕組み(プログラム)」
Dapps(ダップス)は「誰も管理しなてくても機能するサービスやアプリ」
2つを並べてみると分かるのですが、Dapps(ダップス)系のサービスとかを作ろうと思ったら「スマートコントラクト」はすごく魅力的な機能なんです。

注目!
イーサリアム(ETH)のスマートコントラクトは、こうしたニーズに応えるために規格の統一が行われています。
「ERC20」という言葉を聞いたことがありますか?
これはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上にトークンを発行する時に規格です。
この規格通りにトークンを発行すれば、イーサリアム(ETH)のスマートコントラクトを利用した仮想通貨を作れたりします!
既にイーサリアム(ETH)のスマートコントラクトを利用した仮想通貨が、約11万種類ほど存在しています。そのすべてがイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に存在しています。
イーサリアム(ETH)の規格「ERC20」についての話はこちらで詳しくしているので興味があればどうぞ!
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ココがポイント
イーサリアム(ETH)は、スマートコントラクトの需要が高まっている中で、規格を統一してスマートコントラクトを利用できる環境を作り上げました。
今後、イーサリアム(ETH)が使用される頻度が高まる可能性があり、仮想通貨市場で独自のポジションを築いていくでしょう。
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③ 大企業からの熱い視線
「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス (EEA)」という企業連合があります。
「EEA」は非営利団体で、企業がイーサリアム(ETH)について学び、この画期的な技術を活用するための組織です。(HPより)
特に大企業が注目しているのが「スマートコントラクト」です。
ポイント
イーサリアム(ETH)の仕組みを自分の企業でも取り入れていきたいという企業が連合を作っています。
有名な会社だと「Microsoft」「intel」など、日本も「トヨタ(の子会社)」「三菱UFJフィナンシャル」が加盟しています。
ココがポイント
「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス (EEA)」に加盟している企業は、イーサリアム(ETH)のスマートコントラクトを自社のビジネスで利用できると見込んで参加しています。
イーサリアム(ETH)が、どれほど将来性に富んでいるのかを示す指標として捉える事も出来ますね!
既にEEAは日本事務所を設立することを表明しており、世界的に活動の場を広めています。その動向に世界の企業が注目をしているのです。
④ 開発状況
イーサリアム(ETH)と言えば、4段階のアップデートが計画されていることで有名です。
(1) フロンティア(Frontier) 2015年7月完了
(2) ホームステッド(Homestead) 2016年3月完了
(3) メトロポリス(Metropolis)途中
(4) セレ二ティ(Serenity)
既に(1)(2)は完了しており、現在は(3)の途中です。なお「メトロポリス」ではプライバシー強化などを実行します。
(3) メトロポリス(Metropolis)というアップデートは、更に「ビザンティウム(前半)」と「コンスタンティノープル(後半)」というステージがあります。
現在は、前半部分の「ビザンティウム(前半)」が完了しており、後半部分「コンスタンティノープル」は2019年初期に完了予定です。
こちらのアップデートに関して言えば、若干の遅れが見られます。
もともと「コンスタンティノープル(後半部分)」は2018年に完了するはずでしたが、2019年に持ち越しです。
このような開発状況の遅れは、価格等に若干の影響を与える可能性があるので注意。
また「(4)セレニティ」と呼ばれる最終アップデートは「アルゴリズム」の変更を行います。
「アルゴリズム」の変更は、処理能力を拡大させる+省エネルギー(低燃費)の実現が目標です。
さらに詳しく
よく言われる「プルーフ・オブ・ワークス(PoW)」から「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」への以降(アルゴリズムの変更)は「セレニティ」で行われます。
「(4) セレニティ」は2020年以降に完了するでしょう。
何せ (4)セレニティは最終アップデートです。しかし、最終アップデートはとてつもないポテンシャルを秘めています。
ポイント
最終アップデートが完了すると、シャーディングと言われる方法で取引を承認することが出来るため処理能力が桁違いになります。
つまり、通貨としての機能性も十分に高まるわけです。
通常の仮想通貨は、取引記録を順番に処理していくが、「シャーディング」では同時並行で複数の処理が出来るようになる。
開発者の意欲
開発者であるヴィタリック・ブリテン氏が「キャスパー」への意欲を表明しています。その際に「キャスパーでイーサリアム(ETH)の価格は上昇する」という自信を見せるほどです。
こうしたアップデート計画がある中で「意欲はいいけど、アップデートが遅れたりしてるし実際に開発はちゃんとやっているの?」と疑問に思う方も多いはず。
そんな中、仮想通貨の格付け会社「DPレーティング」が、GitHubでの開発状況を分析してそれぞれの仮想通貨を格付けした監査レポートが発表されています。(Github Audit for 200 Blockchain projects — June 2018 | Who is still coding in the Bear Market?)
So, Who is still coding in the Bear Market?https://t.co/wUNTsaJF9z
— DPRating (@DPRating) July 23, 2018
ポイント
気になるイーサリアム(ETH)の評価ですが、なんと総合得点は満点でトップクラスの評価を獲得しています。
イーサリアム(ETH)の開発は活発に行われており、開発者のコミットメントも高いことが伺えます。
⑤ イーサリアム(ETH)生みの親:ヴィタリックの存在
イーサリアム(ETH)の生みの親「ヴィタリック・ブテリン」。
19歳の時(2013年)にイーサリアム(ETH)の構想を練って、開発を始めた天才です。
イーサリアム(ETH)の将来性や価格がどうなるのか?は全て彼に掛かっていると私は考えています。
ここまで、スマートコントラクトや開発状況、大企業の動向などを話してきましたが、イーサリアム(ETH)が将来性がある最も大きな根拠が彼の存在です。
全く新しいインフラサービスや社会の変革をもたらすのは大方こうした天才的な人物によります。
イーサリアム(ETH)は、まさに次世代型プラットフォームの可能性を秘めており、ヴィタリックが開発しているという事実は大いに強みがあります (ぶっちゃけそれだけで他の通貨より将来性があるくらいです)。
天才が開発するイーサリアム(ETH)の将来性が高いことなんて当たり前の話なのかもしれません!
イーサリアム(ETH)の生みの親=ヴィタリック・ブリテンがどういう人物なのかを知りたい人はこちらの記事でどうぞ!
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イーサリアム(ETH)の今後の価格はどうなる?
イーサリアム(ETH)の将来性が分かったところで、今後の価格はどうなるのかが気になります・・。今後のイーサリアム(ETH)はどのくらいの価格になるのでしょうか?
とある、海外サイトでは、2020年12月までのイーサリアム(ETH)の価格予想が出ていましたのでご紹介!
2019年12月 14,871ドル(1,635,810円)
2020年12月 30,547ドル(3,360,170円)
2020年には300万円を超えるという強気予想です (;´∀`)
こちらの価格予想が当たる保証もないですが、少なくとも今以上に価格が上昇する可能性が高いことは言うまでもありません。
特に大企業が注目しており、今後のアップデート予定も控えていることから成長の余力がまだまだあります。
更にICOで重宝されていたイーサリアム(ETH)でしたが、スマートコントラクトという強みがある以上、さらなる用途の拡大も見込めます。
諸々を考慮すると、イーサリアム(ETH)の実需が伸びるのはこれからだと言えるので、現状を悲観する必要はありません。2018年1月の最高値が約18万円でしたが、その最高値を超えるのは時間の問題かもしれませんね。
価格予想の記事はこちらからどうぞ!
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【2019年価格予想】イーサリアム100万・リップル1000円か?
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イーサリアム(ETH)の将来性のまとめ!
冒頭で「どうしてイーサリアム(ETH)の将来性があるのか?」を5つの題目で上げました。
イーサ(ETH)の将来性は?
① スマートコントラクトの搭載!
② Dapps(ダップス)へ移行する社会背景!
③ 大企業からの熱い視線!
④ 開発状況!
⑤ ヴィタリック!
順番に解説してきましたが、最後にまとめていきましょう!
- 天才が生み出したイーサリアム(ETH)は、スマートコントラクトを搭載しており注目が高まっている。特に大企業などは、自社のサービスでスマートコントラクトを利用しようと企業連合を設立している。
- また、Dapps(ダップス)が普及しつつあるという社会状況からもスマートコントラクトの需要は高まっており、いち早く規格の統一を行ったイーサリアム(ETH)の存在感を強めている。
こんな感じでイーサリアム(ETH)の将来性は抜群というわけです。
そしてイーサリアム(ETH)の存在感が増せば増すほど、利用されればされるほど市場での価値も高まります。つまり価格も上がる!かもしれません。
私の考え
イーサリアム(ETH)のアップデートは2019年2020年以降と進んでいきます。最終アップデートが完了するのは早く見積もっても2020年以降になるはずなので、中長期的な成長に期待できるというのが私の見解です。
主要な仮想通貨の中でも将来性はもの凄くあるだろうと考えています。さらなる価格上昇にも期待できるのではないでしょうか?(100万円とかは知りませんが・・)
価格予想についてはこちらの記事で紹介しています(再)!
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【2019年価格予想】イーサリアム100万・リップル1000円か?
今回はイーサリアムとリップルの価格予想です~! あ、最初に言っておきますが、仮想通貨の価格予想はほぼ当たらないので、適当 ...
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イーサリアム(ETH)の今後に目が離せませんね!
というわけで今日は以上!
それでは!