ちまたで噂の「靴磨きの少年神話」。随分と色々な人に知られるようになりました。しかし、「靴磨きの少年神話」の意味を皆さん、勘違いしていませんか?
よく、「靴磨きの少年神話」を勘違いして、仮想通貨(ビットコイン)に当てはめようとしている人がいます。しかし、完全に解釈が間違っているし、話がずれていると私は考えています。そこで、私なりの解釈をもとに仮想通貨に「靴磨きの少年神話」に当てはまるのかを考えてみます!
そもそも「靴磨きの少年」って?
冒頭で「神話」とつけていますが、「靴磨きの少年」はほぼほぼ実話だといわれています。諸説あって全然実話じゃなくて作り話とも言われています。ただ、投資等ではとっても役に立つ話なので真偽は置いておいて詳細を見ていきます!
ケネディ大統領の父親が、世界恐慌(1929年)を免れた話です。そのきっかけを作ったのがウォール街で靴磨きをしていた少年です。その少年は、「今株儲かるらしいよ。僕も買う予定なんだ。おじさんも買った方がいいよ」と、ケネディパパに言いました。「靴磨きの少年」に株を勧められたケネディパパ、「これは危ない」と思い、すべての株式を売却して世界恐慌を逃れる事に成功したわけです。
「靴磨きの少年」をどう解釈するのか
ここで、この話をどう解釈するのかを考えます。考えるというか元々そういう話というか。
この話は「本当なら投資を絶対しない人が投資を勧めてくる(投資をしようとしている)」時はバブルも天井に近い。という教訓を与えています。ここまでは皆さんでもちゃんと理解している人も多いはずです。
しかし、この教訓を仮想通貨(ビットコイン)に当てはめて「仮想通貨(ビットコイン)はバブル」と声高々に主張する人々がいます。この解釈は完全に間違いです。
そもそも仮想通貨投資はほとんどの人がやっていない?
まず、「絶対に投資をしない人が仮想通貨(ビットコイン)を購入しようとしている。勧めてくる」ならまだしも、今現在、仮想通貨(ビットコイン)投資をしている人なんて、全体の数%です。つまり皆無に近いわけです。今ではテレビCMも始まり、ちょっとずつやり始めた人々が増えています。ただし、これも勘違いしてはいけません。
「仮想通貨(ビットコイン)投資なんて、意外と誰もやっていません」。
みんながアップル製品(iPhone)を知っているからと言ってApple社の株式を持っているでしょうか?重要なポイントは「一般の人は、仮想通貨(ビットコイン)を認知し始めたにすぎない」です。
仮想通貨を知らない方が難しいという状況
既に仮想通貨をやっている人は「野心的で金儲けが好き」「情報のアンテナをしっかり張っている人」「たまたま」の3ジャンルの人々だけです。それを拡大解釈して「もうバブルも終わりに近い」など言っている人が多いのでは?
重要
そもそも「テレビCMやニュース等であれだけ放送していたら、仮想通貨(ビットコイン)について、知らない方が難しい」です。更に、首都圏ならまだしも、片田舎では仮想通貨(ビットコイン)なんて「ふーん」程度の認知すらないですよ!
あくまで私の意見ですが、仮想通貨(ビットコイン)バブルはこれからが本番です。そして「バブル、バブル」と言って、この相場に逆張り(下落する方に賭ける事)するのは機会損失だと考えています。
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この話を本当に解釈するなら、どうなるのか?
この教訓をちゃんと活かすなら誰を「靴磨きの少年」と設定するのかが重要になります。
身近な人が「ビットコイン」とか言い始めても、「その人は仮想通貨を買い始めてのか?」「仮想通貨投資を勧めてきたのか?」をちゃんと理解しないといけません。ただ「ビットコイン」というワードに反応しても意味がありません。
それぷらす、仮想通貨(ビットコイン)は世界中で話題性があります。日本人が「あーだ、こーだ」言ったところで、それは世界の現状を反映しているのか?って感じです。(日本人はカモにされやすいので、日本人が騒ぎだした時点で終了かもしれませんが・・・)
誰を「靴磨きの少年」とみなすのかが重要
話をもどしますが、じゃあ誰を「靴磨きの少年」と設定するべきか?「靴磨きの少年」は最も投資の世界から遠い人の一人として語られています。なので、仮想通貨投資から明らかに遠い人を「仮想通貨での靴磨きの少年」と設定しましょう!
そうすれば答えは簡単!「今、仮想通貨をバブルと批判している人」です。
今、仮想通貨をバブルと言い放っている人」は「最も仮想通貨投資に遠い人」です。彼らが仮想通貨投資に手を出し始めたらかなり危険!

いえ、簡単です。それを測定する基準があります。それは「メディアで仮想通貨がバブル」という話題が消えた時です。
「仮想通貨は儲かる」とか「仮想通貨は将来性がある」とかいう人が沢山で始めたら本当に警戒です。今は多くの専門家的な人が「仮想通貨は過熱気味・投機対象」と言いいます。更に「仮想通貨なんて怪しい」みたいな雰囲気もあります。
この感じがメディアから消えた時、本当の終わりを迎えます。
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この事件で「仮想通貨は終わった。やっぱり話題になった仮想通貨は「靴磨きの少年」だったんだ・・」だなんて思っている人はまだまだです・・!
仮想通貨市場では最高値から50%以上下落するというビックイベントはちょくちょくおきます。数カ月たっても価格が回復しないだなんて悲観する必要は全くありません。
幾ら暴落しようと不死鳥のごとく生き返ったのが今の仮想通貨市場です。(仮想通貨誕生から間もなく10年!)
仮想通貨市場は今後も拡大し続ける?
仮想通貨を含めた関連市場は今後ドンドン成長していきます。その証拠として、「仮想通貨交換業者」への認可待ちの企業が100社を超えています。
メモ
「仮想通貨交換業者」というのは、仮想通貨の取り扱ったビジネスを展開していいですよ!という許可を金融庁から与えられた企業や業者のことを指します。マネロン対策や投資家保護の理由から「認可制度」を敷いて仮想通貨ビジネスを育成するという国の方針です。審査基準はかなり高いです(笑)。

国が制度を整えて、企業が資格を得ようと順番待ち。そんな市場がこれで終わるわけないですよね?「結局バブルではなく成長痛」というのが正しい表現なのでしょう。「靴磨きの少年」はあまり関係のない話なのかもしれません。
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仮想通貨の今後は?
既に「仮想(暗号)通貨(クリプト・カレンシー)」は単なる通貨(決済手段)を超えて「暗号資産(クリプト・アセット ※”クリプト”は”暗号”という意味です) 」と呼ばれ始めています。私が言い始めた言葉ではなく、かの財務省の公式文書に記載されている表現ですよ!(笑)
インターネットの黎明期と全くおんなじです。いつの間にか「なんだか危ないもの」が生活に欠かせない必需品になっている。仮想通貨でも全く同じことが起きる・・?と私は考えています。
先にちゃんと勉強していた人が今の時代を有意義に生きています。そして、勉強しなかった人が取り残されます。
近いうちに仮想通貨を使ったプリペイドカードとかは結構普及しているでしょうし、今のうちに仮想通貨の口座くらいは作っておく方が無難です。
そもそも「仮想通貨を実はよく分かっていない・・・」という人はこちらの記事がお勧めです!将来絶対に必要になる知識なので読んでみてください!
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いかがでしたか?今回は「靴磨きの少年」から、仮想通貨はバブルなのか、を改めて考えてみました!一応ですが「仮想通貨のバブルに関する記事」を他でも書いていますので、興味があれば読んでみてください!
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今日は以上!
それでは!