仮想通貨取引所が独自に発行しているトークン。通称「独自トークン」今回は有名どころの独自発行トークンを価格推移ともに見ていき、将来性とかも考えてみたいと思います!
仮想通貨取引所独自トークンと将来性
それでは早速見ていきましょう!
基本的には海外の取引所が独自に発行した仮想通貨(トークン)が多いですね。日本だとザイフ(Zaif)が独自のトークンを発行していますが、ビットフライヤーやコインチェックとかは発行していませんでした。
バイナンストークン(BNB)と価格推移
「バイナンストークン(BNB)」は、香港を拠点に営業中の仮想通貨取引所バイナンスが発行している独自トークンになります。
バイナンストークン(BNB)の特徴
① 手数料が半額になる
② 四半期ごとに買い戻されてバーンされる
大きな特徴は①②です。バイナンストークン(BNB)を使うと手数料が半額(0.05%)になります。元が0.1%と格安の手数料なのでイマイチ安くなっているのか分かりづらいですが50%オフです。
②は、価格の推移にも影響を与えるので結構重要です。ちなみに他の取引所が発行するトークンでもバーンするというのはよくあるパターンです。
ポイント
バーンというのは「取引所が発行したトークンを買い戻して焼却する」という意味です。つまり、発行されているトークンの量が減っていくので希少性が増して価値(価格)が上がる?という感じです。
バイナンストークン(BNB)の価格推移
チャートはこんな感じです。
2017年の夏ころに発行された時の価格が0.1ドルです。その後、2017年12月の仮想通貨バブルを機にバイナンスが急成長。それに伴って、バイナンストークン(BNB)も高騰しています。今現在の価格は14ドルです。
つまり・・・140倍です。(*^_^*)
ちなみに四半期ごとのバーンの都度、瞬間的には価格が上昇します。(陽線がぴょんと出ます)。ただし、バーンの後に価格上昇が継続するのかというと、それはあまり関連性がありません。
今後の価格の成長性です。バイナンスでは、分散型取引所の設立や仮想通貨関連のサービスの展開に力を入れているので、バイナンス自体が成長する余力は沢山あります。
仮想通貨取引所トークンの特徴として、そのトークンを発行した取引所が成長して人気が出ると価格が上がるという流れがあります。なので今後の価格上昇はバイナンスの今後に依存するはずです。これって結構株式と似ています!
フオビートークン(HT)と価格推移
フオビートークン(HB)は、海外仮想通貨取引所のHuobiが発行したトークンです。Huobi(フオビー)はバイナンスについで取引高世界2位です。(バイナンスが1位)
フオビートークン(HB)の特徴
① 保有数に応じて手数料が安くなる(10%~50%)
② 四半期ごとに利益の20%が買い戻される
実は①②もバイナンストークン(BNB)と大体同じです。
②だけ注意ですかね。フオビートークン(HB)は買い戻されるんですが、バーンされません。それ位が大きな差になっていると言えます。
フオビートークン(HB)の価格推移
チャートはこれです。2018年2月に発行された時が1.5ドルです。現在が4.5ドル。最高値を更新しています!
現在は約3倍!
バイナンストークン(BNB)と比べたらまだまだだね?と思うかもしれませんが、2017年12月と現在では相場の状況が全然違います。イケイケのムードがクラッシュした絶望的な雰囲気の状況で上場して相場が暗い中でも価格が上昇しているのはかなり優秀な方かと思います。さらに言えば、仮にこれが去年の12月くらいの勢いある相場で上場していれば軽く10倍くらいにはなっていた事でしょう。
更に今後の成長性もバイナンストークン(BNB)同様です。フオビートークン(HB)の場合は時価総額もまだまだ低いので価格が上昇する余地がかなりあるかと。
クーコイントークン(KCS)と価格推移
クーコイントークンは、海外取引所のクーコインが発行する独自のトークンです。正式にはクーコイン シェアーズ(KCS)という名前です。
クーコイントークン(KSC)の特徴
① 保有数に応じて手数料が安くなる(最大30%)
② 四半期ごとに売上手数料の10%が買い戻されバーンされる
③ 配当が貰える
①②はお馴染みの特徴です。
③だけがバイナンストークン(BNB)・フオビートークン(HB)とは違うところ。クーコイントークン(KCS)を保有していると取引所が獲得してる手数料売り上げが配当として還元されてます。←完全に株式やないか!
クーコイントークン(KSC)の価格推移
クーコインシェアーズ(KSC)のチャートです。
ぐんと上がって、下がっています。2018年秋頃に発行され、価格は0.6ドルくらいです。現在は約0.38ドル。
約6倍!
クーコインシェアーズ(KSC)に関して言えば、当初よりも価格が上昇している点は墓と同様です。今後の可能性としては、分散型取引所で利用される点です。Kucoin(クーコイン)が分散型取引所を開設予定で、その際の手数料(GAS)として使われるのクーコインシェアーズ(KSC)の予定です。更に配当も受け取れることから、成長性とともに悪くはないトークンにはなっています。
ザイフトークンと価格推移
ザイフトークンは、日本の仮想通貨取引所「Zaif(ザイフ)」が発行する独自のトークンです。
ザイフトークンの特徴
① 具体的な用途が不明
② 憶測で価格が変動する
海外の取引所が発行するトークンとは違い、トークン自体の存在理由が明確ではありません。したがって手数料が安くなるとか、持っているとこういう風な利点がある、そういった話が今のところありません。(今後に明確な方針を打ち出す可能性はあります)
ザイフトークンの価格推移
ザイフトークンのチャートです。
見ていただけると分かる通り、価格の変動が謎です。
突然上がったりする理由は、ザイフトークンに関しての噂が高まった時に価格が上昇するためです。コムサやネム(NEM)プロトコルへの移行などなど。いい感じの噂が立つと価格が変動します。
(私的には、仕手のおもちゃのような感じのトークンだと思っております・・・)
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取引所トークンの価格上昇タイミング
ポイント!
仮想通貨取引所が発行する独自トークンが上昇するかは、その発行する仮想通貨取引所が活躍するとか流行するとかに掛かっています。
そして、そのタイミングをずばり簡単に判断するポイントがあります。
取引所トークン(独自トークン)の価格が上昇するには、その取引所が流行する必要があります。これを前提にすれば容易にタイミングを見計らう事が出来ます。
大事なのはその取引所が流行るかどうかを見極める事ですが、簡単な方法としてアフィリエイトがあります。
アフィリエイトというのは、その取引所を紹介すると、紹介した人が報酬を貰える制度です。実は、仮想通貨取引所が顧客拡大を狙う時にアフィリエイトを実施する場合が多いです。
①最初に紹介したバイナンストークン(BNB)のバイナンスですが、アフィリエイト制度をふんだんに使った戦略で、インフルエンサーたちに一気にバイナンスを広める事に成功しました。
②次にフオビー(Huobi)ですが、最近フオビートークン(HB)が上昇し始めているのは、少し前にHuobiでアフィリエイト制度が始まり、Huobi(フオビー)の利用者が拡大し始めたからです。
③また、クーコイントークン(KSC)も、バイナンスが新規登録を停止した12月頃にKucoinのアフィリエイトが強く影響して利用者拡大につながっています。(その時に価格が暴騰しています。)
※日本の取引所の場合は別になります。取引所の独自トークンは下手をすると証券に該当する可能性があるため、海外ほど取引所トークン熱が高まらないと予想しています。
まとめると?
今後流行しそうな海外仮想通貨取引所をマーク。その後、その仮想通貨取引所がアフィリエイト制度を始めたら要注意です。有名なインフルエンサーとかが紹介を始めていたら、その取引所トークンが近いうちに上昇し始める可能性があります。。
という感じで取引所トークンに刮目せよ!
ちなみに私がいま目を付けているのはナスダックの仮想通貨取引所のやつ(←イマイチ名前を憶えていないです(笑)
超有名な名前がついて、更に取引所の独自トークンが発行されれば・・と期待しています。
というわけで今日は以上!
それでは!