取引所トークンが流行りだして「取引マイニング(手数料マイニング)」なるものが誕生しました。取引マイニングって言葉は聞くけど、あんまりよく分っていない。という人も多いと思うので簡単に解説~!
「取引マイニング(手数料マイニング)」とは?分かりやすく解説
取引マイニング(手数料マイニング)は2018年5月下旬に誕生した新しい仕組みです。
マイニングとは言っていますが「数式を解いて承認作業を得て報酬を得る」という通常のマイニングと違います。
ポイント
「取引マイニング(手数料マイニング)」は、取引所の手数料売上をトークンとして貰える方式です。その際に 取引所が配布するトークンが新規発行されているので、取引(手数料が発生)すればするほどトークンが誕生します。
【取引マイニング方式の例】FTトークン
Fcoinが発行する取引所トークン「FTトークン」を例に見ていきましょう!
FTトークンは取引マイニング方式を採用した最初のトークンです。
Fcoinの手数料売上のうち 80%がFTトークンを持っている人に分配されます。
① 発行されているFTトークンが全部で10枚だとします。
② FTトークンを持っている人が10人で、1人1枚ずつ持っています。
③ 取引所の手数料売上が100円でした。 配当は80円(100×80%)です。
④ 80円を10人に分配します。1人あたり8円貰えます。
⑤ 取引マイニング方式を採用しているFTトークンは、配当をFTトークンで支払いました。
⑥ FTトークン1枚=1円とすると、1人あたり8枚のFTトークンを貰えます。
➆ この時、配当の80円分(1人あたり8円)=80枚のFTトークンが新規に発行されています。
配当として配るトークンがその都度新規発行されます。
ポイント
取引が盛んになって取引所の手数料売上が多くなると、トークンがたくさん発行される(マイニング)される事から、「取引マイニング」または「手数料マイニング」と言われています。
何故、取引マイニング方式が流行した?
取引(手数料)マイニング方式が流行した理由は、新興の仮想通貨取引所が顧客を争奪に苦戦しているためです。
注意ポイント
現在は、仮想通貨市場自体が冷めきっており、新規の流入が途絶えています。その中で新規の仮想通貨取引所が生き残るには、顧客を大手の取引所から奪わなければいけません。
しかし、現在の大手の仮想通貨取引所を利用している人々は、そう簡単に新興の仮想通貨取引所を使おうとは思いませんよね・・?
そこで、浮かんだ案が「配当型の取引所トークン」を作り出して、顧客を集めるというものです。ここで問題がありました。いつまでも高額の配当を受け取れてしまうとトークン価格が永遠と高騰してしまうというものです。
そこで、配当とトークンの新規発行を同時に行う取引マイニングが行われ始めました。
ポイント
高額の配当を出してマーケティング!でもトークンの枚数が徐々に増えていくのでトークン価格も一定の水準までしか上がらない。一石二鳥!
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取引マイニングは定着するのか?
大手の仮想通貨取引所であるバイナンスの創業者が、取引マイニング方式を非難していました。
しかし、蓋を開けてみるとOCX・OKEX・BigONE・BKEX・CoinPark・・・・などと取引マイニング方式を採用すると宣言した新興の取引所が乱立しました。
結局・・・。
バイナンスも取引マイニング方式を使った新サービスの展開を示唆するという、急展開を見せています。
ポイント
一時の流行りで終わるのか、今後の主流となるモデルとなるのかは分かりませんが、しばらくは耳にする言葉だと思うので是非、この機会に覚えていってくださいね!覚えて損はありません!
FTトークンを買った話を軽くしているので良ければ読んでみてください~!
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というわけで今日は以上!
それでは!