「○○銀行がリップル(Ripple/XRP)を採用!」みたいなニュースが多いリップル(Ripple/XRP)ですが、果たしてその将来性はどんなものになるのでしょうか?最終的には価格も上がるのか・・?
ちなみに、お隣の韓国でもリップル(Ripple/XRP)やネム(NEM/XEM)への熱い投資投機熱が高いみたいです。
リップル(Ripple/XRP)の未来について考えてみましょう!
リップル(Ripple/XRP)の将来性と懸念事項
2017年には、時価総額がビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)についで第3位までに昇り詰めました。
そんなリップル(Ripple/XRP)の将来については期待が多い一方で、批判的な見方をする人も多いのが現状です。
リップル(Ripple/XRP)の噂と本当のところ
① 発行枚数多すぎない!?
② 仮想通貨の良さ?である非中央集権性がない
③ リップル社のシステムが普及してもリップル(XRP)が使われるとは限らない
というわけで上記の疑問に沿ってリップル(Ripple/XRP)の将来性について考えていきましょう!
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リップル(Ripple/XRP)の発行枚数が多すぎる?
リップル(Ripple/XRP)の発行枚数は1000億枚で、市場にすべてのリップル(XRP)が出回っているわけではありません。
チェック!
そのほとんどがアメリカのリップル社(Ripple.Inc)に関わる人が保有していたため投資家が不安を抱いていました。
実際に、2014年頃にはリップル社(Ripple.Inc)の一人がリップル(XRP)を売却したら価格が暴落したこともあり、発行枚数が多すぎて、そのほとんどが企業側が握っている現状は不安視されています。

まず「発行枚数が多い」という問題点から見ていきましょう。
私の考えでは発行枚数が1000億枚というのは特に問題視する点ではないと思っています。
仮想通貨の界隈で言われている「発行枚数が多いと、価格が上がりづらい」という話は、突き詰めればその通りかもしれませんが、現在の市場の成長期においては影響が少ないと考えています。
逆に、発行枚数が多く単価が安いので、後から参加する投資家が資金を投じやすいというメリットもあります。
発行枚数に関する話はこちらの記事でもしているので良ければ読んでみてください!
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次に、発行されているリップル(XRP)のほとんどがアメリカのリップル社(Ripple.Inc)に関連する企業等が保有している問題です。
確かに、発行されているリップル(XRP)のほとんどを企業側が保有している点は懸念事項ですが、その対策をリップル社(Ripple.Inc)は既に打っています。
それが「ロックアップ」です。
リップル(Ripple/XRP)について調べていると「ロックアップ」という言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。
ロックアップについてはこちらの記事で確認してください!
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簡単に言うと「企業側が保有するリップル(XRP)は、毎月決まった枚数しか市場に放出しません」という取り決めです。
1000億枚あるリップル(XRP)ですが、550億枚をロックアップしています。毎月最大で10億枚しか市場に出回りません!
ちなみに米リップル社(Ripple.Inc)も、ロックアップされたリップル(XRP)を操作できないようになっています。
こうして、仮想通貨市場で問題視されている市場の不安定性を和らげるように努めています。これは、巨額の資金を運用する投資家にとっては大きなグッド材料です。
リップル(Ripple/XRP)が成長するための市場づくりが率先して行われており、その面でリップル(Ripple/XRP)が成長しやすい環境が整っているといえます。
ロックアップしていたリップル(XRP)を放出するときには、ただ市場に売却するのではなく「リップル(Ripple/XRP)に興味がある機関投資家や企業等」へ配ることになっています。
リップル(Ripple/XRP)は中央集権的
ビットコイン(BTC)に代表される仮想通貨は「非中央集権」と言われる、管理者がいない点が魅力とされてきました。
しかし、リップル(Ripple/XRP)はリップル社(Ripple.Inc)がガッツリと管理しています(中央集権)。
仮想通貨で有名な承認アルゴリズムをご存知でしょうか?
マイニングがある「PoW(プルーフオブワークス)」やイーサリアム(ETH)が採用している「PoS(プルーフオブステーク)」などがあります。
こうした仕組みは、仮想通貨が非中央集権を維持するための仕組みですが、リップル(Ripple/XRP)は「PoC(プルーフオブコンセンサス)」という承認制をとっています。
これは、取引の承認作業を決められた人物が行う制度です。
ビットコイン(BTC)で採用されている「PoW(プルーフオブワークス)」は不特定の誰かが承認作業を行います(非中央集権)。
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リップル(XRP)は逆で、決められた人物が取引の承認作業を行います(中央集権)
承認作業(PoWなど)の話が分からない人はこちらで確認してください!
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中央集権だと何か不都合があるのか?
確かに仮想通貨の「非中央集権」というのは魅了があります。
しかし、リップル(Ripple/XRP)が開拓する国際金融市場は「誰も管理していないものを採用したりはしません」。
したがって、ことリップル(Ripple/XRP)に限って言えば「中央集権」で誰かがちゃんと管理しているというのは、各金融機関が採用しやすくなるのでメリットとなるはずです。
更に、非中央集権では開発のスピード等が遅れる可能性もあります。
誰も管理しておらず、自主的に動いてくれる人に頼っている以上、対応には限界があります。
その面、中央集権的にリップル社(Ripple.Inc)が管理してくれているリップル(Ripple/XRP)は、成長速度も成長の安定性も抜群なのかもしれません。
つまり、リップル(Ripple/XRP)が中央集権的という指摘は正しいですが、将来性を語るうえでは大きなメリットになるだろうと私は考えています。
リップル社のシステムが普及してもリップル(XRP)が使われるとは限らない
さて、ここまでリップル(Ripple/XRP)にとっては比較的プラス要素が多いような意見を述べてきましたが、次なる問題がこれです。
皆さんが買っている仮想通貨のリップル(XRP)と、米リップル社(Ripple.Inc)が提供するサービスはイコールではありません。
チェック!
リップル社(Ripple.Inc)が提供するサービスは「リップルネット(RippleNet)」と言います。
ココがポイント
一方で、皆さんが仮想通貨取引所で購入している「リップル(XRP)」は別物です。この仮想通貨取引所で購入するリップル(XRP)は、上の「リップルネット(RippleNet)」というサービスの一部で使われる通貨になります。
「リップル(Ripple/XRP)が普及してもリップル(XRP)が使われるとは限らない」という話はここからきています。
リップルネット(RippleNet)の中の「xRapid(エックスラピッド)」というサービスで仮想通貨リップル(XRP)が使われるんですが、「リップルネット」の話はこちらの記事で確認ください!
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実際にリップルネットが普及しても、仮想通貨のリップル(XRP)は使われない可能性があるんでしょうか?
私は条件付きで心配はないのではないかという考えです。
まず、米リップル社(Ripple.Inc)が提供する「リップルネット(RippleNet)」が普及するにつれて、必然的にリップル(XRP)が使われる可能性が高いのは事実です。
仮にリップルネット(RippleNet)の一部で通貨のリップル(XRP)が使われないとしても、普及ともに比例的に需要が出てくるのは避けられないかと思っています。
その点は心配はいらないかと思いますが、私が気にする点はその時間です。
リップルネット(RippleNet)が普及するのはいつ?
ここで重要なのはリップルネット(RippleNet)がいつになったら普及しているのか?です。
ココがポイント
国際金融市場という強大なマーケットを直ぐに開拓できるなんて夢物語です。明らかに保守的な相手を徐々に開拓するんですから相当な時間がかかるはずなんです。
しかし、現在の投資家投機家はあんまり長期的な視野がない人が多いのも事実です。
普及が完了するまでに飽きられる可能性、そしてライバルや対立するサービス、外部の環境が変わらない保証がない。それがリップル(Ripple/XRP)の将来性を語るうえでの一番の懸念事項です。
例えば、ビットコイン(BTC)が一気に普及して、みんながビットコイン(BTC)を使い始めれば金融機関の重要性が弱まり、それほどリップル(Ripple/XRP)が重要じゃなくなる可能性だってあります。
こうした一つの金融機関が使い始めてもあまり意味のないサービスは、サービス加入者が沢山いることが重要です。
世界中の金融機関がリップルネット(RippleNet)を採用して初めて利便性が向上します。
そして、むしろ加入していないほうが不便みたいな状態になったとき、初めて普及したといえます (その臨界点をクリティカルマスと言います)。
リップル(Ripple/XRP)がクリティカルマスに到達するのが先か、それとも外部の変化が先か。
2019年とか2020年に国際金融市場でリップル(Ripple/XRP)が覇権を取っているとかは思わないで気を長くしたほうが無難です。保守的な世界を開拓しているという点は忘れてはいけません!
2020年代前半とかくらいまでは様子を見たほうがいいかもしれませんね!
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リップル(Ripple/XRP) 今後の価格はどうなる?
そんなこんなで、リップル(XRP)の将来性をしてきましたが、気になるのはお値段。
果たして、リップル(XRP)の価格はどのようになるのでしょうか?
とある、海外サイトでは、2022年12月までのリップル(XRP)の価格予想が出ていましたのでご紹介!
リップル(XRP)今後の価格予想
2018年12月 10ドル(1100円)(実際約40円)
2019年12月 25ドル(2750円)
2020年12月 40ドル(4400円)
2021年12月 90ドル(9900円)
2022年12月 150ドル(16500円)
(引用元 https://jiomobilephone1500.com/how-much-will-ripple-be-worth-in-2018-2020-in-5-years.html)
2020年には4400円予想!そのうち1万円を超えるという予想です。
実際にどうなるのかは、あなたの目でご確認ください!
ここまでは海外予想ですが、私の考えも簡単に記載しておきます。
まず、今後数年で価格が上がることは高い確率で間違いないと思っています。
あくまで私の推しメンはネム(NEM/XEM)ですが、客観的に見てもリップル(XRP)の将来的な価格は今以上になるのではないかと考えます。
特に最近ではリップル(Ripple/XRP)の需要が拡大しています。
それに関連して、リップル(XRP)の価格がビットコイン(BTC)に連動しづらくなったなどの話もあります。
これはイーサリアム(ETH)が独自の需要増に伴って、ビットコイン(BTC)とは違った動きを見せる場面が多くなってきた事と似ています。
この話はこちらで!
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また、リップル社(Ripple.Inc)がリップル(XRP)の需要を高めようと積極的に動いています。
具体的に、リップル(XRP)の需要が高まっている理由を2つほど紹介いたします!
需要①「Xpring(スプリング)」

この「Xpring(スプリング)」ですが、リップル(XRP)などを活用してようとする企業を支援するプロジェクトです。
リップル(XRP)が国際送金以外にも使用されるように、リップル(XRP)を積極的に利用しようとする企業を応援して、リップル(XRP)の需要を更に開拓しようとしています。
ホームページから、金融取引・ゲーム・不動産・保険・メディアなどのジャンルでもリップル(XRP)が活用しようとする流れが読み取れます。
名だたる金融機関も導入を検討しており、リップル(XRP)自体の価値も高まるでしょう。
需要② 大手企業と提携の輪が広がる
更に、リップルネット(RippleNet)の普及も着実に進んでいます。
これは「マネータップ」というアプリですが、スマホで送金が簡単に出来るこちらのサービスにはリップルの技術が使われています。
こちらのサービスは日本の「SBIホールディングス株式会社」の子会社「SBI Ripple Asia株式会社」が運営しています。
大企業がリップル(XRP)との提携を行い、サービスを開始するなど動きが活発です。
このように、リップル(XRP)の需要を積極的に高めようとする機運が高く、本命の国際金融の開拓も進んでいることから、価格が自然と上がりやすいのではないか?と考えています。
価格予想の記事はこちらからどうぞ!
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リップル(Ripple/XRP)の将来性(今後)のまとめ!
最初に上げていた疑問点はこちら!
リップル(Ripple/XRP)の噂と本当のところ
① 発行枚数多すぎない!?
② 仮想通貨の良さ?である非中央集権性がない
③ リップル社のシステムが普及してもリップル(XRP)が使われるとは限らない
そして上の疑問についての私が考える答えはこれ!
① 気にしなくてよい!
② リップル(Ripple/XRP)の場合、金融という保守的な市場を開拓しようとしているので、中央集権的な方がメリットが大きい。
③ リップルネット(RippleNet)が普及すれば、自然と通貨のリップル(XRP)も使われる可能性が高い。むしろ、リップルネット(RippleNet)が普及するのには間違いなく数年と時間がかかるほうが懸念事項として上がる。
リップルネット(RippleNet)が普及するまでに、ライバルが出現したり外部環境が変わっていないければ良いが・・・。
リップル(XRP)の価格についてのまとめ
リップル社(Ripple.Inc)が、リップル(XRP)の需要を高めようと積極的になっていることから、今後もリップル(XRP)の需要が拡大する可能性が高い。
需要に応じて価格が上昇することが期待されます。
というわけでリップル(Ripple/XRP)の将来性が楽しみです!今後の動向はご自身の目でお確かめください!
【おまけ】



はい、というわけで今日は以上!
それでは!
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